カリフォルニア大学バークレー校(UCバークレー)で、歴代続くラボ(5年ごとに運営体制と開発テーマを変える)から続々とユニコーンが誕生している。米新興のデータブリックスもその1社で企業評価額は620億ドル(約9兆7000億円)に達する。ほか、エニースケールやサイファイブといったユニコーンもこのラボから生まれた。マテイ・ザハリア氏は、この歴代ラボの中でビッグデータ分析の「Apache Spark」を開発し、データブリックス創業につながった。同社共同創業者であり現在CTOの職にある。歴代ラボは現在の名称をSky Computing Labとしており、そのコアファカルティも務めている。歴代ラボから最先端技術はいかに生まれ、ユニコーンを輩出するエコシステムを構築しているのか──。開発とビジネスの好循環を生み出す秘訣とともに、AIをめぐる技術開発は今度どの方向へ向かうのか、ザハリア氏に聞く40分である。