著者プロフィール
予防医学研究者 石川 善樹

予防医学研究者・博士(医学)
1981 年、広島県生まれ。東京大学医学部を経て、米国ハーバード大学公衆衛生大学院修了。
株式会社キャンサースキャンおよび株式会社Campus for H共同創業者。
主著に、『疲れない脳をつくる生活習慣』(プレジデント社)、『最後のダイエット』 (マガジンハウス社)、 『友だちの数で寿命はきまる』(マガジンハウス社)、ほか。

DAY7 – グーグル社員3大必須スキルから学ぶクリエイティブな脳の作り方

皆さんはグーグルの社員食堂にどのようなイメージをお持ちですか?

グーグルというと、社内のカフェテリアで一流のコックが料理をして、社員がいつでも食べ放題というイメージがあるかもしれません。

しかし最近、その方針が変わってきています。というのは、好きな物を自由に食べると血糖値がコントロールできないからです。
食べ放題に替えて、グーグルが力を入れているのは「料理技術の習得」であり、そのための施設が「ウェルネスセンター」です。

ウェルネスセンターの真ん中にはキッチンがあり、そのまわりには植物工場をつくるそうです。
つまり壁から野菜をとってきて、調理ができるように計画しています。

自分で料理をすれば、より健康に意識したものを食べるようになるのではないかと考えてグーグルでは料理を教えるプログラムを作ったのですが、 あっという間に大人気になりました。

現在のグーグル社員に必要とされる3大必須スキルがあります。

  • 「Cook」料理すること
  • 「Move」体を動かすこと
  • 「Sleep」寝ること

上記の3つがグーグル社員必須の3大スキルです。
グーグルは料理というものを必須スキル条件にするくらい、重要なプログラムとして位置づけているのです。

自分で料理をすれば、おのずと材料や栄養を意識するようになります。
自分で炒め物をすれば、「このぐらい油を使うんだ」とか「どういう油がいいだろう」と考えます。
そうすることによって、食べるものを自分でコントロールできるようになっていきます。

さらに、料理をするようになると時間をより効率的に使うようになるというメリットもあります。
わたしは習慣化がうまい人の特徴を研究しているのですが、いちばんのポイントは「何かを終える時間を決めているかどうか」です。

習慣化がうまい人は、仕事中はもちろん、起床から就寝まで、「何時に始めて、何時に終える」ということをしっかりと決めています。
そうすると、スケジュールにリズムが生まれます。逆に、終わる時間を決めないと、ダラダラとやってしまうので 効率は下がり、脳も疲れてしまいます。

料理は時間管理のトレーニングにうってつけです。
買い物や調理の段取り、片付けなど、手際のよさが求められます。
しかも生活のなかに「料理」という要素を組み込むと、生活リズムも規則的になっていきます。
そうやって料理で時間管理が出来るようになると、当然、仕事にも活きてくるわけです。

これからの優秀なビジネスパーソンは、料理ができなければならない。料理こそクリエイティブな脳をつくり上げる。
--そんな文化が日本にも根付けば、働き方も大きく変わっていくのではないでしょうか。

本日で石川善樹『疲れない脳をつくる生活習慣7日間メールセミナー』は終了になります。
7日間お付き合い頂きありがとうございました。

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