著者プロフィール
永井 祐介
株式会社 BRILLIANT COMPANY 代表取締役

京都大学工学部卒。 すごい会議®認定コーチとして、これまでに本田技術研究所、味の素、ディスコなどの上場企業や、スマートフォン向けアプリ開発の会社や、ソーラー事業、住宅販売会社、会計事務所などのベンチャー企業でもすごい会議を導入している。

【Day 4】「俺の前じゃみんな遠慮して何も言えないのか?」ひどい真実をテーブルに上げる秘訣 社長に遠慮して本当の問題が言えない会議と言える会議の違い

昨日のおさらい

さて、昨日の3日目の内容はいかがでしたか?
私たちは「本当に今解決すべき最も重要な問題のことをイシュー」と呼びます。ご承知のとおり、事業を行っていると問題は次々起こります。その問題の中で本当に取り組むべき重要な課題は何か?これの発見と見極めも経営力と言えます。
そして、このイシューを発見する方法の一つとして、「ひどい真実」は効果的です。

会議の中で社長がイシューをオープンに受け止め、見極め、チームの力で問題解決していくそんなチームになれば、より高い成果を得る可能性は最大化されます。

昨日の課題解決

また、昨日の課題は、ひどい真実を発言する際に、自分ではなく誰かの発言にすることで、ひどい真実が言いやすくなるという傾向があるとお伝えしました。

ではその誰かとは、「(会議の)精霊」です。

私が言うにはではなく、「会議の精霊が言うには、料理長は味音痴」というような発言になり、会議参加メンバーはひどい真実、言えない問題を発言できるようになります。

今日はその内容をさらに掘り下げていきます!

今日のセミナー

なぜ、ひどい真実はいいづらいのか?

人間は集団で生きていく生物です。会社も集団で運営しています。特に『和を持って尊しとなす」文化の日本人は、「ひどい真実」をテーブルに上げて、他の人との関係がこじれ、自分の評価が下がることは怖いし、できることなら避けたい傾向にあります。みなさんの会社の社員の方も恐らく、そうなのではないでしょうか?だからこそ、今日のテーマを学んでいただき、社内で「ひどい真実」を上げて、問題解決し、高い成果を生む組織になって欲しいのです。

話はがらりと変わります。

すごい会議の創設者である大橋禅太郎が、あるインディアンの部族が素晴らしい会議をしているとの噂を聞き、実際に会いにいったそうです。

実際にインディアンのナバホ族の部族は、会議の場でやはり言いにくいことやひどい真実も言いあうのですが、彼らには会議の精霊がいて、宿った人の口を借りて発言しているとしています。すると、会議が終わった後に、「お前あんなひどいことを言いやがったな!」と言われても、「いや、私が言ったのではありません。会議の精霊がいったのです。」と言えるわけです。

私たちも会議の場に精霊を呼んで発言してもらいます。

つまり「精霊が言うには〜」として発言してもらいます(笑)。ひどい真実を上げてもらうことは、実は社長が一番喜んでくれます。まだ事業を始めたばかりのときには、全て自分のところに情報が入ってきたけど、人数が増えた今はそのような「ひどい真実」のような情報は全く聞こえてこないのが現状という会社が多いのです。

また、そうは言っても、精霊の力を借りたとはいえ、ただ問題を言うだけだと、会社の愚痴を言ってしまうだけの状態になってしまいます。そこで2日目にお伝えした、「どのようにすれば日本一〜だろうか?」の疑問文に書き換え、頭を解決の思考モードに切り替えることで、「ひどい真実でさえも解決していく前向きなムード」を作っていくのです。

ひどい真実を挙げること、そしてそれを解決することにはガッツがいります。ただし、そこにフォーカスし、解決することはあなたの会社にとっても価値が高いと言えるでしょう。ガッツがいる解決策ほど解決する価値が高いのです。

ひどい真実を上げることができる会議、そしてその問題にガッツを持って解決する会議。そんな会議を行うことができれば、それだけで会社を大きく発展させていく強いチームが手に入るでしょう。

本日は以上です。

明日は、「やれることしかやっていないじゃん!!目標が変われば会議が変わる!すごい目標と呼ばれる目標とは?」です。

組織の問題が明らかになると、目標も何となく見えてきます。問題が見えれば、目標も見えてくるのです。そこで明日は、すごい会議流の目標の作り方をお伝えしようと思います。

今日の課題

最後に今日の課題です!

組織で目標を作るメリットの定義を変えるだけで、組織に変革やブレイクスルーを
起こす可能性が高まります。では組織で目標を作るメリットは何か?

組織で目標を立てるメリットとは、○○○が最大化することにあります。

ではこの○○○とは何でしょうか?今日の課題は、この○○○(3文字ではありません)の部分を考えてみてください。明日のメールセミナーでまたその答えについてのお話をさせていただきます!

それではまた明日!

編集後記

精霊が言うには、「料理長が味オンチ」これ本当にセッションであった事実です。

精霊が言ってくれるこの「ひどい真実」他にも「言えない問題」という問題もあります。

ある会社では「新規事業を立ち上げるも、立ち上げ時は勢いがあるが、スタートしてからどうするかがいつも曖昧で終わる」と精霊が言っていました。完了していない仕事が多いと。そのように精霊が言っていたのですが、発言していた彼はとても神妙な面持ちでした。私は、一瞬会議の場でもピーンと緊張感が高まるのを感じました。その空気を感じ、僕は、これは社内に今まであった「ひどい真実」を出してくれた。ありがたいと感じました。

社長は聞いていて、「そうだな。その通りだ。」と噛み締めるように言いました。社長のアイデアで新規事業に成功してきた会社ですが、一方で社員はそのような問題を捉えていたのです。これはこの会社にとって大きな変革のチャンスだと感じた僕は、「みなさん、今日を機に、いつまでに仕事でどんな成果を出すということを全員で明確にし、合意して達成を追い求める。そんなチームになりませんか?」そうすると、社長以下「はい、やります!」という返事。

これはこの瞬間何か変わったと確信しました。その後のセッションでは、「チームで合意した成果を期日までに手に入れるための提案」が多く出て、みんなの仕事への意識レベルが全員2レベルぐらいジャンプアップしたと社長が喜んでいました。精霊が言う、ひどい真実が御社を変えるきっかけになるのです。

ぜひこれを機会に精霊の力を借りてみませんか?

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