著者プロフィール
永井 祐介
株式会社 BRILLIANT COMPANY 代表取締役

京都大学工学部卒。 すごい会議®認定コーチとして、これまでに本田技術研究所、味の素、ディスコなどの上場企業や、スマートフォン向けアプリ開発の会社や、ソーラー事業、住宅販売会社、会計事務所などのベンチャー企業でもすごい会議を導入している。

【Day 7】「全部俺が意思決定しきゃいけないの?」組織を成長させる意思決定のプロセスとは?

昨日のおさらい

6日目の昨日は「目標が変われば社員が変わる!すごい目標を作るヒント」
3行のフォーマットと3つのチェックポイントでした。

すごい会議で作る目標は、チャレンジングでインスパイアされ、かつ会社として必要性のあるもの。この目標が御社にチームメンバーで作られ、合意することで、自らが生んだ目標を尊重し、遂行しようとするチームに変化していきます。

さらに、今までのやり方では見えない目標こそが組織に変革を生み、プロセスチェンジを起こしていきます。売上げだけでなく、社員がワクワクする、働きがいのある、そんな目標を作ってくれたら僕は大変嬉しいです!

昨日の課題解決

昨日の課題は、意思決定後に高い成果が起こせるチームと全く起きないチーム、決定的な違いが一つあります。それは何でしょうか?下記の○○○○をひらがなで入れてください。

「高い成果を生むチームは、意思決定後、その意思決定を○○○○する行動を起こせるチームです。」それでは、○○○○をお伝えします。○○○○は、「ただしく」です。

つまり、「高い成果を生むチームは、意思決定後、その意思決定をただしくする行動を起こせるチームです。」が答えです。
意思決定した時は、それが正解かどうかは誰も分かりません。強いチームは意思決定が正解となるようにチームの力を結集して行動するチームなのです。今日はこの内容を掘り下げていきます。ぜひお読みください。

今日のセミナー

本日のタイトルは「全部俺が意思決定しきゃいけないの?」組織を成長させる意思決定のプロセスとは?です。

今日、この内容をみなさんにお伝えしたい理由は、意思決定のプロセスが御社の中で明確にあれば、こんなご利益があるからです。

  1. 会議の時間が削減され、生産性が高まる
  2. メンバーが納得感の中合意されるので、決定事項が遂行されやすい
  3. 社長以下(No.2, No.3)のメンバーの意思決定も可能になる

このようなご利益をぜひみなさんにも手に入れてもらいたいです!それでは行ってみましょう!

「意思決定後に起こる最悪のことは何でしょうか?」ある社長に聞くと、「その意思決定に全然納得しないまま仕事するので周りを巻き込めないこと。もっとひどいのは、問題が生じたときに、『だから俺は反対したんだよ。』と文句を言うことですね。」という答えが返ってきました。

そうなのです。なかなか成果のでないチームは、意思決定後にぶりぶり文句をいうということが普通に行われています。そしてまた同じ問題の意思決定に時間を費やすという無駄なことも起きてしまうのです。

逆に高い成果を出すチームは、「意思決定を正しくしようとする行動を起こす」のです。経営は日々小さなものから大きなものまで意思決定が続きます。

そして、意思決定は意思決定した時点では正しいかどうかは、誰も分からないのです。神様でも分かりません。強いチームは意思決定を正しくします。尊重します。私たちは最強の意思決定プロセスをもっていると
自負しています。

それを今日はみなさんにお伝えしようと思います。

意思決定にはいくつかの要素が含まれます。

  • 「唯一正しい答え」はない
  • 明確であればあるほどいい
  • 不確定要素が含まれるので、意思決定をした時点ではそれが良いか悪いかはわからない。(不確定要素がない場合は、「意思決定」でなく「選択」)

一昔前であれば、できるだけデータを集めて、不確実要素を少なくして、「選択」にするアプローチが上手くいったかもしれません。でも、環境がめまぐるしく変わり、過去のデータがあてにならなくなってきた、今、チームに求められているのは、「曖昧さの中で前進する能力」です。

組織として、この「曖昧さの中で前進する能力」のレベルを1ステップ上げるには、意思決定の手順を明確にすることがオススメです。

その意思決定のプロセスは以下のような手順です。

ア)意思決定者を明確にする。

「このチームの意思決定者の方は誰ですか?」と聞きます。

イ)参加者全員に意思決定に対する以下のサポートがもらえるか確認する

①意思決定者が意思決定する前に参加メンバーは自分が最高と思うアイデアを意思決定者に提示する。

②いったん意思決定されたら、自分の当初の意見と違っていたとしても意思決定されたことが結果として「正解」になるように行動する。

うまくいっていない会社では、意思決定後に意見がたくさんでてくる。いい経営チームは決めたことをチームの力によって、結果として成果がでるのです。このプロセスでの意思決定が行われるようになると、社長だけでなく、部長、部門長のチームの中でもこの意思決定がなされ、結果としてチームの成果がでてくるのです。ぜひ、みなさんの会社でもこの意思決定のスタイルで、チームの力を最大限引き出してみてください!

本日は以上です。

明日はチームを最強のチームにする、「担当と責任」についてのセミナーです。お楽しみに!

今日の課題

ハイパフォーマンスなチームでは、合意された目標のもと、他の人や担当部署で問題が起きたとき、「自分に○○%責任がある」と言えるチームがより高い成果を生み出します。

それは何%でしょうか?詳細は明日のセミナーにてお伝えします。それでは明日お会いしましょう!

編集後記

この意思決定のプロセスについて、ある社長はこう言っていました。

「全員の提案を聞いたあとに意思決定するというプロセス。これこそがすごい会議なんだと実感しました。」「みんなの提案が乗ってきている分、ワクワクもするけど、どれを意思決定するのかは大変ですしプレッシャーにもなります。」「でも、これが全員で高い成果を出す意思決定なんだとシビレました。」

といいながらビールを飲む社長の顔は本当に充実感のある顔をしていました(笑)。この意思決定のプロセス、ぜひみなさんの会社でもトライしてもらいたいです!

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