日本企業の少し未来の働き方

元ソニー会長/
クオンタムリープ株式会社
代表取締役 ファウンダー&CEO
出井 伸之
×
Sansan株式会社
デジタル戦略統括室
室長
柿崎 充

デジタルとガバナンスを両立できるリーダー像

AI(人工知能)、IoT(Internet of Things)、ロボティクス、AR、VR、エネルギー、ブロックチェーン。いま、さまざまな領域で同時多発するテクノロジーの進化と融合が社会を大きく変えようとしています。 そして日本企業にとっても、これらのテクノロジーを社会価値や企業価値に変換させることで、次の時代を力強くリードすることが求められています。 これから求められるのは、将来の社会を想像・創造し、その実現に向けて新しいビジネスモデルを積極的につくることができるリーダーです。

一方で、最近の日本において、コーポレート・ガバナンスに対して高い関心が向けられています。その背景としては、戦後の高度成長期には企業経営者のみならず従業員、株主、債権者など、企業を取り巻く多様なステークホルダーが、それぞれ成長の果実を享受できたものの、低成長経済への移行後にはその果実が大きく減少し、企業経営に対する不信、不満が高まってきたことがあげられます。 とりわけバブル崩壊後の企業倒産や、最近において日本を代表する企業での不祥事が相次いで表面化したこともあげられます。

今回は日本企業のリーダーに向けて、デジタルとガバナンスの動向と本質を明らかにしたうえで、世界的な潮流に乗り遅れないためのデジタル変革とガバナンス改革を実現するための一手についてお話します。そして、リーダーの方同士で熱く議論します。

*この会で重視しているのは、講演だけを聞いて勉強して終わるのではなく、デジタル改革とコーポレートガバナンス改革に取り組むリーダー同士の情報交換です。講演だけの聴講はお断りします。

デジタルビジネス時代における真のガバナンスの姿とは?
次に求められるリーダーシップ像について述べていきます。

講演者の紹介

出井伸之

出井 伸之

元ソニー会長/クオンタムリープ株式会社
代表取締役 ファウンダー&CEO

1960年早稲田大学政治経済学部卒業後、ソニー入社。入社後はスイス駐在、ソニーフランスの設立など主に海外事業に従事。帰国後オーディオ事業部長、ホームビデオ事業本部長などを歴任したのち、1989年取締役就任。1995年から2000年まで社長 兼 COO として、2000 年から 2005 年までは会長兼グループ CEO として、約 10 年にわたりソニー経営のトップを担った。 在任期間中、VAIO PC、エリクソン社合弁でのモバイル事業、ソニーのエンターテイ ンメントコンテンツを利用したオンライン配信サービスなどといった、新しい IT・ネットワ ーク事業立ち上げを次々に実施。「デジタル・ドリーム・キッズ」のビジョンを掲げて独自 の “AV/IT” 路線を展開、ソニー変革を主導した。

他に、フリービット (2007年6月より)、レノボ・グループ(2011年9月より)、マネックス・ グループ (2013 年 6 月より) 、ストライプ・インターナショナル (2016 年 4 月より) の社 外取締役のほか、清華大学 (中国) アドバイザリーボード(2012 年より)。 過去には、日本銀行参与 (1999年-2007年)、IT戦略会議議長、日本経団連副会長、 ハーバードビジネススクールアドバイザリーボード、ドイツ銀行グループアドバイザリー ボード、早稲田大学評議員議長、上海交通大学海外教育学院教授の他、アクセンチ ュア、百度公司、ネスレ、GM、吉本興業、ユー・エス・ジェイなどでも取締役を務めた。

変わり続ける―人生のリポジショニング戦略

著者 出井 伸之『変わり続ける―人生のリポジショニング戦略』

企業の寿命は30年ともいわれるが、ビジネスパーソンの会社人生は50年以上ある。これからの時代、「個」としていかに成長・変化し続けるかが大きな課題となる。本書では、そのための考え方と行動のコツを伝授する。 キーワードは「リポジショニング」。自分の置かれている環境、そして自らの価値観を変えること。これが本書で提唱したい考え方である。

%e6%9f%bf%e5%b4%8e

柿崎 充

Sansan株式会社
デジタル戦略統括室 室長/
一般社団法人CDO Club Japan
事務局マネージャー

慶應義塾大学在学中の2000年にベンチャー企業の設立に参加。その後、2003年にベンチャー企業を設立、経営者を経て、2006年外資系コンサルティングファームのプライスウォーターハウスクーパース(旧ベリングポイント)入社。 グローバル経営戦略調査、グループ経営管理態勢構築、金融機関のシステム・セキュリティ監査、内部統制強化支援、IR・統合報告支援などに幅広く従事。 2013年よりSansanに入社し、2016年6月より現職。 Sansanでは、入社後は経営管理部のメンバーとして、社内システムのクラウド化などに従事。その後、エンタープライズ領域のマーケティング責任者として、大規模案件を中心とする受注に成功。

開催概要

皆様のご参加を心よりお待ちしております

日 時2018年4月16日(月)
タイムテーブル 受 付 15:00〜
挨 拶 15:35〜15:45
講 演 15:45~17:55
※シェアタイム 17:55~19:00

※シェアタイムは、ウェスティン大阪の豪華ブッフェと飲料をご用意しております(無料)
会 場大阪市北区大淀中1-1-20 ウェスティンホテル大阪 ソノーラ
対 象従業員10名以上の企業様
※講演内容が中小・大手企業の各事業部門の管理職の方向けになります。
定 員250名(抽選制)
受講料無料
イベント運営主催:Sansan株式会社(メディア協力:ビズスタ)
注意事項※座席は、先着順を予定しております。
※プログラムの内容・講演者等は、都合により予告なく変更する場合がございます。
※応募多数の場合、予告なしでフォームを閉鎖させていただく場合がございます。
※競合他社/同業社のお申込み等、主催社様の判断によりお断りする場合がございます。
※不参加の場合、当日お渡しする配布資料をお送りすることは致しません。
お問い合わせ先ビズスタイベント企画事務局
info@biz-study.com

アクセス

最寄り駅からのアクセス
  • ・JR大阪駅中央北口出口より徒歩約7分
  • ・阪急梅田茶屋町口より徒歩約9分
  • ・地下鉄御堂筋線梅田駅5号出口より徒歩約9分

講演内容

『デジタルとガバナンスを両立する経営は可能か?』
元ソニー会長/クオンタムリープ株式会社 代表取締役 ファウンダー&CEO 出井 伸之 氏

「第四次産業革命」と呼ばれる IoT(Internet of Things)、ビッグデータ解析、AI(人工知能)等のデジタル技術を背景に、企業の競争環境が大きく変わります。そのようなデジタル革命により、従来の「産業」を超えた事業再編が起きています。 また、最近の日本において、コーポレート・ガバナンスに対して高い関心が向けられています。日本を代表する企業での不祥事が相次いで表面化したことがある一方で、企業価値は経営者だけがつくるのではなく、ステークホルダーとの「共創」でつくられるという視点に基づき、企業とステークホルダーによる質の高い対話が求められていることも背景にあります。 SONYがベンチャーの頃から在籍しており、CEOまで登りつめた出井伸之氏。SONYでは、新しいデジタル事業を次々と立ち上げ、グローバルでデジタル変革を主導しました。その後、自ら会社の立ちあげを経験し、投資家とスタートアップとしての立場にも理解があります。さらに、GM、ネスレ等の社外取締役を歴任し、レノボグループ、マネックスグループ等の社外取締役を経験しているため、社外取締役のあり方にも精通しています。デジタルとガバナンスの双方に精通している出井氏に、両利きの経営を実現するための針路について語って頂きます。

『デジタル変革でイノベーションを興す組織へ』
Sansan株式会社 デジタル戦略統括室 室長/一般社団法人CDO Club Japan 事務局マネージャー 柿崎 充

AI、IoT、ブロックチェーンといったデジタル技術を活用することが当り前の時代を迎えている。デジタル技術の活用は、単なるITツールの導入に留まらない。デジタル技術により、産業構造、労働市場、組織体制の未来は過去の延長線上にない。 一方、個人に目を向けると、これから誰もが経験する長寿化は多くの可能性と時間をもたらす。3ステージ(教育→仕事→引退)の前提が崩れて、マルチステージの人生を生きる時代ともいわれている。 日本企業は、働き方改革が最優先課題と言われており、多くの企業が働き方改革はじめ生産性向上に取り組んでいる。ただ、生産性を向上した先に何があるのか不透明で、個人としては違和感を覚えながら取り組んでいる人が多いように見受けられる。 デジタル革命により待ったなしのパラダイムシフト、そしてデジタル革命に対応するために個人と組織を変革し続けるリーダー像を明らかにする。

※ 当イベントの応募は、締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。