日本企業の少し未来の働き方
一橋大学大学院 経営管理研究科
准教授 加賀谷哲之
『SDGs時代における
企業価値創造の在り方』
准教授 加賀谷哲之
『SDGs時代における
企業価値創造の在り方』
パネルディスカッション
『デジタルトランスフォーメーション
が加速するSDGsへの取り組み』
『デジタルトランスフォーメーション
が加速するSDGsへの取り組み』
最近カラフルな丸17色の丸いバッチをつけた人をビジネス街で見かけます。
このバッチは国連が提唱するSDGs(持続可能な開発目標)をサポートする証です。
SDGsは、新興国開発だけでなく先進国にとっても重要な貧困撲滅、人権擁護、自然環境保護等17の目標を官民あげて、あるいは法人個人を問わず達成していこうとする活動です。貧富の差の解消は、もはや新興国だけの問題ではなく、先進国の間で高まる地政学リスクの根源の1つといっても過言ではありません。また、地球環境はもとより、資本市場そのものの持続可能性にも大いなる疑問が投げかけられていると思われる事象も多々発生しています。
デジタル化の進展で企業経営をめぐる環境は大きく変わり、持続的に価値創造を続けることは益々難しくなっています。
そうした中で、自然環境や社会課題の解決にも企業が資するよう求められるのは、一見すると、企業にとってより難儀な課題に映るかもしれません。しかし、視点を変えれば、こうした地球規模の課題解決に、企業・組織そして個人やコミュニティが貢献することができれば、それは持続的な価値創造に向けた「大きな機会である」とも考えることができます。
これまで言われてきたCSR(企業の社会的責任)とSDGsを結び付けるもの、それは、本業を通じた社会的な課題解決を通じて、稼ぐ力の「質」と「量」とを鍛え上げ続けることにあるのではないでしょうか。また、ESG投資が盛んになる中で、投資家もまた、稼ぐ力の質と量の真価を見極めており、こうしたSDGsをめぐる企業経営者の取り組みは、様々なステークホルダーから注目を集めているといっても過言ではありません。
今回は、長年にわたり経済産業省主催のCSR研究会をリードされ、SDGsにも深い理解を示しておられる一橋大学大学院商学部研究科 加賀谷哲之准教授の基調講演を通じて、SDGsをめぐる昨今の動向を俯瞰・解説いただきます。
その後、SDGsに先進的に取り組まれている企業によるパネルディスカッションを通じて、SDGs推進を持続的な企業価値創造に直結させる実務上のポイントについて考察します。
2000年一橋大学大学院商学研究科後期博士課程修了同博士(商学)。00年一橋大学商学部専任講師。04年から一橋大学商学部准教授。12年経済産業省「コーポレート・ガバナンスの対話の在り方分科会」座長。12~13年企業活力研究所「企業報告ラボ」座長。11~13年、15~17年企業活力研究所「CSR研究会」座長。
2000年一橋大学大学院商学研究科後期博士課程修了同博士(商学)。00年一橋大学商学部専任講師。04年から一橋大学商学部准教授。12年経済産業省「コーポレート・ガバナンスの対話の在り方分科会」座長。12~13年企業活力研究所「企業報告ラボ」座長。11~13年、15~17年企業活力研究所「CSR研究会」座長。
一橋大学商学部経営学科卒業。花王化粧品販売(株)に入社。東京第二地区、販売企画部、チェーンストア部企画G。花王カスタマーマーケティング(株)化粧品部門、経営企画部門グローバル一体運営推進室、カスタマーコミュニケーションG。花王(株)コーポレートコミュニケーション部門サステナビリティ推進部長、経営サポート部門サステナビリティ推進部サステナビリティ推進グループ部長、2018年7月より、ESG部門ESG戦略部長。
1992年~「Open Entry」学校名不問採用方式、「エントリーシート」の導入など、日経連、経団連主要企業と連携し、指定校制度の撤廃など受験機会の拡大と公平化や採用改革を推進。2000年~ミシガン大学ビジネススクールへ企業派遣。デイブ・ウルリッチ教授に師事。戦略人事、HR-ROI戦略代行型エージェントサービス、HR-XML、ベクトル空間法によるレジュメマッチング特許申請。 2007年~経産省の次世代検索技術開発を目的とした情報大航海プロジェクトリーダー。対話・カウンセリングレジュメ・メール作成支援を行う「対話型検索エンジン」を開発。関連技術特許5件取得。 2012年~人生の意思決定品質とライフイベントの関連性に関する研究、Action Switch Library FrameworID連携フレームワークオープンデータビジネス化を行う。個人情報利活用委員会委員を務める。 2015年~SPIなどパーソナルデータとストレスデータを活用したチームビルディング・人材活用支援 IoT・ウェアラブルデバイスを活用したストレスマネジメント支援、働き方改革、働く喜び研究に従事。
慶應義塾大学在学中の2000年に共同創業メンバーとして起業に参画、その後2003年に自ら経営者として起業し中国瀋陽にも進出。2006年外資系コンサルティングファームのプライスウォーターハウスクーパース(旧ベリングポイント)入社。グローバル経営戦略やグループ経営管理態勢の調査・立案、金融機関のシステム・セキュリティ監査、内部統制強化支援、IR・統合報告支援などに幅広く従事。2013年よりSansanに入社し、2016年6月より現職。2018年より一般社団法人CDO Club Japanにも参画し、日本およびグルーバルでデジタルトランスフォーメーションに関する調査・支援に取り組んでいる。
1975年東京大学法学部卒業、同年日本銀行入行。考査<現金融機構>局次長、同考査役、横浜支店長、考査局考査<現総務および考査企画>課長、名古屋支店営業課長、ロンドン駐在参事付等を歴任。2003年より中央青山監査法人にて、金融部ディレクター、レギュラトリーアドバイザリーグループ統轄。2006年より、あらた監査法人にてリスクレギュラトリーアドバイザリー部長、あらた基礎研究所長。2014年6月より、滋賀銀行社外監査役。2014年7月よりジャパンビジネスアシュアランスグループ顧問。2015年7月より、モルガンスタンレーMUFG証券顧問として就任。
皆様のご参加を心よりお待ちしております
日 時 | 2018年11月28日(水) |
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タイムテーブル |
受 付 16:30- 挨 拶 17:20-17:30 講 演 17:30-19:40 シェアタイム 19:40-20:40 ※シェアタイムは、パレスホテル東京の豪華ブッフェと飲料をご用意しております(無料) |
会 場 | 東京都千代田区丸の内1-1-1 パレスホテル東京 葵 |
対 象 | 従業員200名以上の企業様 ※講演内容が中堅・大手企業の各事業部門の管理職の方向けになります。 |
定 員 | 150名(抽選制) |
受講料 | 無料 |
イベント運営 | 主催:Sansan株式会社 (メディア協力:ビズスタ) |
注意事項 | ※座席は、先着順を予定しております。 ※プログラムの内容・講演者等は、都合により予告なく変更する場合がございます。 ※応募多数の場合、予告なしでフォームを閉鎖させていただく場合がございます。 ※競合他社/同業社のお申込み等、主催社様の判断によりお断りする場合がございます。 ※シェアタイムは、講演の延長セッションとなります。シェアタイムのみの参加はお断りしております。 ※不参加の場合、当日お渡しする配布資料をお送りすることは致しません。 |
お問い合わせ先 | ビズスタイベント企画事務局 info@biz-study.com |
SDGsに対する関心が高まっており、多くの企業にて国連サミットにて採択された17の目標、169のターゲットを意識した活動への取り組みを進めている。しかしながらややもすると、これまでのCSR活動をSDGsにそのまま洗い直した「SDGsウォッシュ」や自社にとって都合の良い活動を取りまとめた「チェリー・ピッキング」にとどまっており、本質的に社会的な課題解決を通じた企業価値創造にまで結びつけることができている企業は多くない。講演では、SDGsをめぐる活動を持続的な企業価値創造に結びつけるために日本企業に何が求められるか、それらの活動をより円滑に進めていくための課題は何かについて検討するための論点を提示し、パネルディスカッションでの討議に結び付けていきたい。
※ 当イベントの応募は、締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。