グーグルは世界最高の職場と言われ、クリエイティビティを生む新しい働き方が注目されて続けてきました。
2004年、ナスダック上場時に、ラリー・ペイジとサーゲイ・ブリンが書いた株主宛の所管の冒頭で「グーグルは普通の会社ではない」と宣言したように、個人の才能を尊重したフラットな環境で、常にイノベーションを生み出し世の中を仕組みを変えてきました。
また、グーグルは「Don’t Be Evil(邪悪になるな)」、「悪事を働かなくてもお金は稼げる」を掲げています。 同じようなビジョンを掲げている企業は多く存在するでしょう。 ただ、グーグルでは、なぜ「Don’t Be Evil(邪悪になるな)」がお題目にならず、組織内で機能しているでしょうか。
– DeNA社長「信頼揺らいだ」 まとめ記事で謝罪 –
(2016/12/8 日本経済新聞朝刊)
『「成長を優先し、管理や運営の体制構築ができていなかった」。守安社長は会見の冒頭でこう話し、4回にわたり深々と頭を下げた。』
– 東芝、組織的に利益操作 歴代3社長辞任へ –
(2015/7/20 日本経済新聞電子版)
『歴代3社長が現場に圧力をかけるなどして、「経営判断として」不適切な会計処理が行われたと断定。「経営トップらを含めた組織的な関与があった」と責任を厳しく指摘した。』
ごまかしや不祥事が発覚して頭を下げる経営者の光景を見るのが日常的になりました。 グーグルと日本企業の違いは何でしょうか。
一方で、グーグル日本法人元社長の辻野氏は、2006年3月にソニーを退社し、2007年4月グーグルに入社した際、グーグルの第一印象は以下のようなものでした。 「なんだ、グーグルって、昔のソニーみたいだな」
グーグルの働き方は、昔のソニーと何が同じなのでしょうか。 そして、ソニーは何が変わったのでしょうか。 働き方改革は、政府の旗振りや他社の事件を見て初めて本気になることではありません。 今回は企業、個人が取り組むべき働き方改革の本質に迫ります。
福岡県生まれ。84年に慶応義塾大学大学院工学研究科を修了し、ソニーに入社。88年にカリフォルニア工科大学大学院電気工学科を修了。VAIO、デジタル TV、ホームビデオ、パーソナルオーディオ等の事業責任者やカンパニープレジデントを歴任した後、2006年3月にソニーを退社。翌年、グーグルに入社し、グーグル日本法人代表取締役社長を務める。2010年4月にグーグルを退社し、アレックス株式会社を創業。現在、同社代表取締役社長兼CEOを務める。2016年6月より神奈川県 ME-BYO サミット神奈川実行委員会アドバイザリーメンバー。2017年8月より株式会社ウェザーニューズ社外取締役。
著書に、『グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた』(2010年 新潮社、2013年 新潮文庫)、『成功体験はいらない』(2014年 PHP ビジネス新書)、『リーダーになる勇気』(2016年 日本実業出版社)、『「出る杭」は伸ばせ!なぜ日本からグーグルは生まれないのか?』(2016年 文藝春秋社)。 その他、現代ビジネス(講談社)『人生多毛作で行こう』、経済プレミア(毎日新聞)『世界と闘え』、mine(まぐまぐ)『辻野晃一郎の人生サプリ』などを連載中。
著者 辻野 晃一郎 『グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた』
ウォークマンは、負けるべくしてiPodに負けたのだ。VAIO、スゴ録。ソニーが誇る大ヒット商品を次々生み出し、途方もない赤字部署をあっという間に立て直した天才は、何故、愛してやまないソニーを去る決心をしたのか。その後、世界を席巻するグーグルの日本法人社長を務めた著者が振り返る、ソニーでの二十二年間とグーグルでの三年間。興奮と共感のビジネス戦記。
慶應義塾大学在学中の2000年にベンチャー企業の設立に参加。その後、2003年にベンチャー企業を設立、経営者を経て、2006年外資系コンサルティングファームのプライスウォーターハウスクーパース(旧ベリングポイント)入社。 グローバル経営戦略調査、グループ経営管理態勢構築、金融機関のシステム・セキュリティ監査、内部統制強化支援、IR・統合報告支援などに幅広く従事。 2013年よりSansanに入社し、2016年6月より現職。 Sansanでは、入社後は経営管理部のメンバーとして、社内システムのクラウド化などに従事。その後、エンタープライズ領域のマーケティング責任者として、大規模案件を中心とする受注に成功。
皆様のご参加を心よりお待ちしております
日 時 | 2018年8月2日(木) |
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タイムテーブル | 受 付 16:50〜 挨 拶 17:20〜17:30 講 演 17:30~19:00 シェアタイム 19:00~20:00 ※シェアタイムでは豪華な叙々苑のお弁当と飲料をご用意しております(無料) |
会 場 | 福岡県福岡市博多区博多駅前4丁目2番1号 ザイマックス博多駅前ビル TKPガーデンシティPREMIUM 博多駅前 ホールB |
対 象 | 従業員10名以上の企業様 ※講演内容が中小・大手企業の各事業部門の管理職の方向けになります。 |
定 員 | 50名(抽選制) |
受講料 | 無料 |
イベント運営 | 主催:Sansan株式会社(メディア協力:ビズスタ) |
注意事項 | ※座席は、先着順を予定しております。 ※プログラムの内容・講演者等は、都合により予告なく変更する場合がございます。 ※応募多数の場合、予告なしでフォームを閉鎖させていただく場合がございます。 ※競合他社/同業社のお申込み等、主催社様の判断によりお断りする場合がございます。 ※シェアタイムは、講演の延長セッションです。シェアタイムのみの参加は出来ません。 ※不参加の場合、当日お渡しする配布資料をお送りすることは致しません。 |
お問い合わせ先 | ビズスタイベント企画事務局 info@biz-study.com |
昨今、政府の旗振りや長時間労働問題などで、「働き方改革」に対する機運が盛り上がりつつあるが、「働き方」とは本来「生き方」そのものである。今こそ組織は「個」に犠牲を強いるのではなく、「個」を尊重した働き方(生き方)を本気で確立せねばならない。 ソニーのカンパニープレジデント、Googleの日本法人社長、そしてアレックスを起業。大企業、外資系、ベンチャー、メーカー、IT、管理職、企業経営、起業、そのすべてを経験してきたからこそ語れるリーダー論。時代や組織にはリーダーが必要だが、その為にもまずは我々一人ひとりが、「自分自身のリーダー」でなければならない。リーダーになる勇気のある人物こそが、企業、組織、そして日本を救う!
AI、IoT、ブロックチェーンといったデジタル技術を活用することが当り前の時代を迎えている。デジタル技術の活用は、単なるITツールの導入に留まらない。デジタル技術により、産業構造、労働市場、組織体制の未来は過去の延長線上にない。 一方、個人に目を向けると、これから誰もが経験する長寿化は多くの可能性と時間をもたらす。3ステージ(教育→仕事→引退)の前提が崩れて、マルチステージの人生を生きる時代ともいわれている。 日本企業は、働き方改革が最優先課題と言われており、多くの企業が働き方改革はじめ生産性向上に取り組んでいる。ただ、生産性を向上した先に何があるのか不透明で、個人としては違和感を覚えながら取り組んでいる人が多いように見受けられる。 デジタル革命により待ったなしのパラダイムシフト、そしてデジタル革命に対応するために個人と組織を変革し続けるリーダー像を明らかにする。
※ 当イベントの応募は、締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。