大内伸哉

神戸大学大学院法学研究科教授

1963年生まれ。東京大学法学部卒業,東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了,同博士課程修了(博士(法学))。神戸大学法学部助教授を経て,神戸大学大学院法学研究科教授として現在に至る。最近の著書として,『誰のためのテレワーク―近未来社会の働き方と法』(明石書店),『労働法で企業に革新を』(商事法務),『デジタル変革後の「労働」と「法」』(日本法令),『人事労働法』(弘文堂),『会社員が消える』(文藝春秋)等。

Chatwork テレワークカンファレンス第7回

2021/10/20 〜 2021/10/20
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  • 教育・研究機関
  • 基調講演
  • 教授

大内伸哉

神戸大学大学院法学研究科教授

なぜ中小企業にテレワークという働き方が必要なのかーその意義と効用を考える

ICTを活用し場所的に・時間的に自由に働くことができるテレワークは,コロナ禍の緊急対策にとどまるものではなく,デジタル技術を活用した今後の企業経営に不可欠な構成要素である。しかもテレワークによれば,通勤や転居が困難な人材(とくに遠隔地の人材)の活用ができるし,災害時の事業継続手段にもなる。労働者の職住一体化による地域の活性化という社会的価値もある。こうしたテレワークのもつ効用を解説し,その意義と課題を解説する。