自動運転技術には,自車がどの位置にいるのか把握するための自己位置推定技術,測距センサ等を活用し周りの環境を認識するための外界認識技術,自車位置と向き速度等を総合的に判断するための行動計画技術,ステアリングやブレーキの操作を行うための車両制御技術という4大技術が必要である。これまで自己位置推定技術と外界認識技術がブレークスルーの対象だったが,LiDAR(Light Detection and Ranging)を使った自動運転車の公道実験されるようになり,LiDARが自己位置推定と外界認識の切り札として注目されるようになった.本講演ではLiDARがなぜ自動運転に必要なのかを解説し,LiDARの現状の構造や処理方法から今後の展望まで報告する。
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