デジタル通貨の「実現に向けた合意点」を見出すためには、具体的な「設計・開発・実験」を通じた「課題と解決方法の検討・議論」を進める
ことが、いまや必要な段階となっています。
そうした「日本におけるデジタル通貨の実用性」を検討するための組織として、昨2020年に『デジタル通貨フォーラム』が結成されました。
50社以上の企業(主要銀行・小売・情報通信ほか広範)、有識者、そしてオブザーバーとして関係省庁が参加しています。
本セッションでは、前半でその『デジタル通貨と世界の動き』をご説明し『デジタル通貨フォーラム』の取組の全体像について説明します。
また『デジタル通貨フォーラム』内では、業界ごとにデジタル通貨の実用性を検討する「分科会」が5つ以上立ち上がっています※。
そこで後半では、それらの中から、「デジタル通貨が業界に与える影響や展望」を、分科会で現在取り組んでいる最新の内容を含め紹介します。
<要旨>
①デジタル通貨と世界の動き
②デジタル通貨フォーラムの取組み、デジタル通貨発行モデル、スケジュール
③デジタル通貨フォーラムにおける、各業界のデジタル通貨の概念実証(PoC)を検討する各分科会の紹介