日本企業の少し未来の働き方
東京大学大学院工学系研究科准教授
松尾 豊
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PwCコンサルティング合同会社
水上 晃
×
Sansan株式会社
山田 尚孝
あなたとアインシュタイン、どちらのほうが頭が良いですか。
あなたはアイデアや戦略を考える際、何手先まで読みますか。
2手先、3手先ですか。あるいは、さらに10手以上先まで読むことがありますか。
近年、50年来のブレイクスルーともいわれる「ディープラーニング」により人工知能は大きな注目を集めています。 あらゆる業界・分野において、人工知能によりこれまでの常識やルールを覆し、人々の価値観やライフスタイル、パラダイムを変えるような画期的なアイデアやサービスが登場しています。
米Google傘下のDeepMind社が開発した人工知能「AlphaGo」と「囲碁界の魔王」の異名を持つ世界最高峰の棋士の一人である韓国のイ・セドル9段との対戦では、すでにコンピュータがプロ棋士に勝つ時代になりました。
つまり、人間が何手先まで読んでもコンピュータには敵わない分野があることを認めざるを得ない時代になりました。
人工知能と比べてあなたとアインシュタインの頭の良さの違いが大差のない未来もそう遠くないでしょう。 このように、人工知能が前提となるビジネス環境において、あなたはこれから人工知能にどのように向き合いますか。 ディープラーニングの発展で本格的な実用化が期待される人工知能を活用して生産性と創造性を最大化するために何をすれば良いのでしょうか。
今回は、人工知能の過去・現在・未来の概観を踏まえて本質を理解するとともに、ビジネスに活用する方法について考察します。 また、その際に前提となる組織や働き方について言及します。
2020年の東京オリンピック・パラリンピックは、テクノロジーの大舞台でもあります。 日本企業は、そこをビジネスチャンスと捉えて既に活動を始めています。
日本を世界にアピールする絶好の機会にするためのヒントが見つかるかもしれません。
※画像出典:首相官邸ホームページ
1997年、東京大学工学部電子情報工学科卒業。2002年、同大学院博士課程修了。博士(工学)。同年より産業技術総合研究所研究員。2005年よりスタンフォード大学客員研究員。2007年より現職。シンガポール国立大学客員准教授。専門分野は、人工知能、ウェブマイニング、ビッグデータ分析。人工知能学会からは論文賞(2002年)、創立20周年記念事業賞(2006年)、現場イノベーション賞(2011年)、功労賞(2013年)の各賞を受賞。日本トップクラスの人工知能研究者の一人。 主な著書に『人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの』、『東大准教授に教わる「人工知能って、そんなことまでできるんですか?」』がある。
著者 松尾 豊 『人工知能は人間を超えるか』
グーグルやフェイスブックが開発にしのぎを削る人工知能。日本トップクラスの研究者の一人である著者が、最新技術「ディープラーニング」とこれまでの知的格闘を解きほぐし、知能とは何か、人間とは何かを問い直す。
ICT戦略コンサルタント、経営コンサルタント。情報通信分野特化コンサルとしてICTを活用した新しい分野の取り組みを多く実施。IoTを活用した新しいビジネスモデルの提案、ビックデータ時代のデータドリブンサービスの展開、ロボットを活用した新しいB2C・B2B産業の創出、デジタルコンテンツプラットフォームをベースとしたソフトウェア流通モデルの創出など。
大学卒業後、ゲームプログラマーとしてキャリアをスタート。
その後Web開発のPG/SEを経て、スタートアップのビジネス開発に興味を持つ。
KLab株式会社でモバイルゲームのプロデューサーや新規事業開発の部長を歴任後、 2013年「世界を変える新たなビジネスを」という考えに共感し、Sansan株式会社に入社。過去培ったエンジニアリングの知識とビジネス開発の経験を活かし、現在はSansanのプロダクトアライアンスマネージャーを担当。
Sansan APIの外部公開や、Dynamics CRM / Office365/ kintone / Marketo / SPEEDA など とのSansan連携を実現している。
皆様のご参加を心よりお待ちしております
日 時 | 2016年12月20日(火) |
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タイムテーブル | 受 付 15:30〜 挨 拶 15:50〜16:00 講 演 16:00~17:20 交流会 17:20~18:20 ※質疑応答の時間を用意しております。 ※交流会では飲食をご用意しております(無料) |
会 場 | 東京都渋谷区神宮前5-52-2 青山オーバルビル13F Sansan株式会社 セミナールーム |
対 象 | 従業員200名以上の企業様 ※講演内容が大手企業様向けとなります。どうぞご理解ください。 |
定 員 | 50名(抽選制) |
受講料 | 無料 |
イベント運営 | 主催:ビズスタ 協賛:Sansan株式会社 |
本講演では、人工知能の最新動向、特にディープラーニングを取り巻く状況について述べる。人工知能の歴史を紐解きながら、ディープラーニングのもつ意義を解説し、今後の研究の進展について概観する。また、こういった人工知能の変化が、今後、どのように社会や産業を変えるのか、人工知能の未来について解説する。
(講演の最後に、松尾 豊 氏に直接ご質問いただける質疑応答の時間を用意しております)
様々な新興企業による破壊的なサービスが次々にリリースされる現在、テクノロジーは、私たちの生活やビジネスの現場にとどまることなく浸透し続けています。例えば、スマホのゲーム一つとってみても、最近の都心の昼間は、平日であっても老若男女を問わず多数の方々がゲームに興じている光景をあちこちで見るようになってきたと思います。このような人々の時間の使い方は、以前と比べて大きく変わったと考えられ、様々な業種の企業がポジティブにもネガティブにも影響を受けているのではないでしょうか。
テクノロジーを活用したこのような破壊的な新興企業から、皆さんの会社がチャレンジされる日が来ないとはもはや言い切れません。このような破壊者からネガティブな影響を受けてしまう状況を座して待つのではなく、自らが市場の破壊者になるためにはどうすればよいのか――その一つの解として、最終目的があいまいになりがちな「働き方改革」を継続的なイノベーション創出のための基盤づくりとして位置付け、個人と組織の創造性を上げる施策群に取り組む、ということが挙げられます。
今回は、このような「働き方改革」に取り組む際に企業が検討すべきポイントについて紹介したいと思います。
Sansanが産まれて10年間、我々は名刺管理の市場を切り開いてきました。名刺管理のニーズは「紙の名刺をもっと効率よく管理したい」という欲求から生まれましたが、その後「個々にデータ化された名刺の情報(=人脈)を社内で共有したい」というニーズに生まれ変わりました。これは今、我々が開発・運営しているSansanが提供しているサービスの根幹でもあります。
長らく上述のニーズを満たすことでこの市場を席巻してきたSansanですが、2016年11月の『Sansan APIのオープン化』によって次の潮目を迎えます。「名刺データをさまざまな製品と連携させたい」というニーズが出現し始めたのです。連携製品は、SFA/CRMのようなスタンダードなものから、クラウド電話帳、ビジネスレター・DM配送サービスなど、果てはBIツール、高成約リードの予測解析サービスにまで利用されるようになりつつあります。「正規化された正しい名刺情報をあゆるビジネスシーンで活用したい」というユーザーニーズは根強く、ビジネス効率化の欲求は留まるところを知りません。
そして2017年の第3次AIブームと相まって、名刺データは更なる進化を遂げようとしています。名刺データxオープンデータをAIに与え、「AIは営業活動に有益な情報をどこまで人間に与えてくれるのか?」を検証する試みが始まっています。本セッションではAIプラットフォームを代表するIBM『WATSON』とSansanの共同研究の中間結果を報告すると共に、名刺管理の次なる世界感をご紹介します。
※ 当イベントの応募は、締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。