2023年は日本でG7が開催される年であり、デジタル領域においても日本が提唱しているDFFT(信頼性のある自由なデータ流通)の実現に向けた具体的な議論がなされる予定となっている。この実現においては、DFFTのT(Trust)を如何に確保するかが、重要な論点の一つとなる。
本講演では、デジタル上のトラスト確保・強化にあたり、検討が必要となる論点として、デジタルアイデンティティ管理やサプライチェーンにおけるセキュリティリスクなどを紹介した上で、経済安全保障法制を始めとする国内外の法規制の議論動向等も踏まえ、企業に求められる対応について紹介する。