サプライチェーン攻撃は、サプライヤーや委託先等を脅威とみなしたものとなるため、理想的な対策は、「業務連携する他組織(サプライヤーや委託先等)」から脅威を排除することである。しかしながら、規模の大きい組織でさえ、今のサイバー脅威から守るために多大なコストと人的リソースを要しながらも100%守ることが困難な状況にあるのに、規模が相対的に小さいサプライヤーや委託先に対して同様な努力を押し付けることは現実ではない。そこで、ここ7-8年の間、世界各国で繰り返し発生しているサプライチェーン攻撃から、象徴的な事例をレビューし、得るべき教訓とそこから必然的に導出される現実的な対策を考える。
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