社会課題解決に向け、企業は従来の機能重視やマーケティング起点のアプローチから、生活者視点に基づく新たな解決策を模索しています。ここ数年、TVCMやSNS広告などを通じ事業会社は生活者への積極的なアプローチを展開してきましたが、広まる情報や概念が実際の暮らしにどこまで浸透しているかは疑問が残ります。そもそもデザイン思考とは、ユーザーの立場に立ち、問題の本質を捉えつつ多様な視点からアイデアを創出する手法を指します。
本セッションでは、事業会社リーダー、デザイン部門リーダー、クリエイティブディレクターの3つの視点から、いま企業が取り組むべき課題と生活者が求める価値について議論します。各社事例を踏まえ、プロダクト起点のマーケティングから脱却し、持続可能な未来実現に向けたデザイン思考の有効性を検証し、新規事業開発やチームビルディングへの示唆を提供することを目指します。