LEADERS5.0
基調講演
イノベーションを起こす組織とは
一橋大学 名誉教授
野中 郁次郎
野中 郁次郎
データ連携が生み出す持続的な
イノベーションとその可能性
イノベーションとその可能性
Sansan株式会社
大隅 智春
大隅 智春
多くの日本企業がイノベーションに非常に強い関心を寄せています。ただ、ほとんどの日本企業が、イノベーティブな組織にすることに苦労していています。日本企業には何が足りないのでしょうか。
起業をしたり、社内で新規事業を起こして組織や社会を変革するためには、最重要な課題の認識、技術や人財の活用、そして斬新なアイデアなど必要な知識やスキルが多岐に渡ります。
一方で、外部環境を見ると、変化と競争の激しい時代に入りました。市場の変化のスピード、AIやIoT等のデジタルテクノロジーの発達により、新興企業や全くことなる業界の企業によって自社が破壊される時代になりました。何もしないでいると企業そのものがなくなってしまいます。新たな市場や業界を創出し、持続的な成長をしなければならないことが背景にあり、「どうすればイノベーションを創出する組織にできるのか」という悩みばかり抱える企業が多いことでしょう。いずれにしても、日本企業にとってイノベーションが必須ですが最も難しいテーマと言えます。
そして、日本企業にイノベーションが足りない、と言われて久しくなります。一方、イノベーションや組織学習は、世界中の経営学者により科学的な手法で研究が進んでいるにも関わらず、その知見が日本まで十分に届いていません。また、イノベーションの創出は経営者のみが行うことではありません。むしろ現場から創出することが求められます。
今回は、世界標準の経営学の知見を使いながら、日本企業のイノベーション創出へのヒントについてお話します。そして、リーダーの方同士で熱く議論します。
*このイベントで重視しているのは、講演だけを聞いて勉強して終わるのではなく、改革に取り組むリーダー同士の情報交換です。講演だけの聴講はお断りします。
知識創造理論を世界に広めたナレッジ・マネジメントの権威で、海外での講演も多数。 一橋大学名誉教授。早稲田大学政治経済学部卒業。カリフォルニア大学バークレー校経営大学院にてPh.D.取得。南山大学経営学部教授、防衛大学校教授、一橋大学産業経済研究所教授、北陸先端科学技術大学院大学教授、一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授等を経て現職。2002年に紫綬褒章を受章。2013年11月に最も影響のある経営思想家50人を選ぶThinkers50のLifetime Achievement Award(生涯業績賞、功労賞)を受賞。近著に、『知的機動力の本質』(2017、中央公論新社)、『野中郁次郎 ナレッジ・フォーラム講義録』(2018、東洋経済新報社)、『直観の経営』(2019、KADOKAWA)ほか多数。
『直観の経営 「共感の哲学」
で読み解く動態経営論』
野中 郁次郎 (著)、山口 一郎 (著)
なぜいま経営学と現象学なのか?先の読めないVUCA時代のなかでリベラルアーツの大切さが語られるが、そこで求められているのは、ファッションではない本物の教養です。現象学的還元、暗黙知と受動的綜合の関係、SECIモデル、AIと経営から、物語り戦略まで……圧倒的な知識量と揺るぎない信念に基づいて展開される、経営に携わるすべての人に向けた書。
慶應義塾大学大学院理工学研究科計算機科学専攻、博士(工学)。複数の外資IT系企業にて部門マネージャを歴任、ビッグデータ関連技術の開発、応用、普及に務める。その後、ソニー本社研究所シニア・リサーチャとしてリコメンデーション、パーソナライゼーション技術の研究開発、実用化に従事。グループ会社の開発部長を歴任後、レアジョブにて情報戦略部長。ビッグデータ解析とデータドリブンによる事業改革に従事。現在、Sansan株式会社にて「ビジネスの出会いを資産に変える」ための基盤技術の構築とAI関連技術の啓蒙に従事。
皆様のご参加を心よりお待ちしております
日 時 | 2019年8月28日(水) |
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タイムテーブル |
受 付 13:30- 挨 拶 14:30-14:40 講 演 14:40-17:00 シェアタイム 17:00-18:00 ※シェアタイムは、セルリアンタワー東急ホテルの豪華ブッフェと飲料をご用意しております(無料) |
会 場 | 東京都渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー東急ホテル B2F ボールルーム |
対 象 | 従業員1,000名以上の企業様 ※講演内容が中堅・大手企業の各事業部門の管理職の方向けになります。 |
社内研修の場合 | 「世界を知り、他社を知り、自社に活かす」 ビジネスのトレンドや環境、常識さえも激変する時代です。 今、日本企業に必要なことは、社員一人ひとりが成果をあげる力を身につけることです。 社員の意識変革・行動変容を促す社内研修の一環として、『LEADERS5.0』をご利用いただくケースが増えております。 又、各業界の次世代リーダー達が集まり、関心の領域を広げ、考え方や行動を変える「知の探索」の場であるシェアタイムをご用意しております。 ご希望の方は、招待コードをご用意しますので、ビズスタイベント企画事務局までお問い合わせください。 対象企業:中堅、大企業(応募条件 5名~20名まで) ビズスタイベント企画事務局:info@biz-study.com |
定 員 | 500名(抽選制) |
受講料 | 無料 |
イベント運営 | 主催:Sansan株式会社 (メディア協力:ビズスタ) |
注意事項 | ※座席は、先着順を予定しております。 ※プログラムの内容・講演者等は、都合により予告なく変更する場合がございます。 ※応募多数の場合、予告なしでフォームを閉鎖させていただく場合がございます。 ※競合他社/同業社のお申込み等、主催社様の判断によりお断りする場合がございます。 ※シェアタイムは、講演の延長セッションとなります。シェアタイムのみの参加はお断りしております。 ※不参加の場合、当日お渡しする配布資料をお送りすることは致しません。 |
お問い合わせ先 | ビズスタイベント企画事務局 info@biz-study.com |
個人が持つ暗黙知と、組織で共有できる形式知の相互転換による価値創造プロセスを説明した知識創造理論(『SECIモデル』が有名)が世界的に発信されたのが1995年。あれから20年以上経た今、SECIモデルという組織的な価値創造の原点に戻る時期に来ています。なぜなら、国家や業界業種を超えた競争が激化をたどり、政府主導の働き方改革や外国人労働者の受け入れ増加など組織のあり方に大きな変化が現れている現在こそ、必要なのは組織内外のメンバーの知を結集する組織的イノベーションだからです。同時に、我々は変革を導くリーダシップやマネジメント力を磨かねばなりません。そのためには、客観的なオペレーションやマニュアル、画一的な目標管理や組織運営ではなく、個人と個人が主観を交え、相互に共感するところから始まる組織づくり・関係性づくりが組織的イノベーションを育む土壌となります。本講演では、イノベーションを起こす組織やリーダーシップについて、野中教授が注目する「最新事例」を参照しながら紹介します。
すでにAIとビッグデータが前提となるビジネス環境になりました。今回は、あらゆる分野において変革のキーワードとなっているAIとビッグデータの活用の方法、そしてSansanにおける、イノベーションを生み出し続けるための取り組みについてお話します。
※ 当イベントの応募は、締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。