我が国のベンチャー・エコシステムの高度化に向けた提言
日本取締役協会では、スタートアップ委員会を立ち上げ、議論を重ねてきた。グローバルに飛躍する日本発ユニコーン企業の輩出を目指して、我が国ベンチャー・エコシステムの環境整備を図るための提言書を4月に公表した。最初に、同委員会委員長として、現在の我が国での課題と今後に進むべき方向に関して基調講演を行う。
経営共創基盤 IGPIグループ会長、日本共創プラットフォーム(JPiX)代表取締役社長。ボストンコンサルティンググループ、コーポレイトディレクションを経て、産業再生機構設立時に参画。解散後、IGPIを設立。金融庁・東証「スチュワードシップ・コードおよびコーポレートガバナンス・コードのフォローアップ会議」委員・内閣官房「新しい資本主義実現会議」有識者構成員など政府関連委員多数。2022年より現職。
米国スタートアップを取り巻く環境 ~米国ベンチャーキャピタルの立場から
VCであるSozo Venturesを米国にて創業、ベンチャーキャピタリスト世界ランキング Top 100に日本人として初めて入る。米国VC視点から見た日本のスタートアップエコシステムの問題点を説明して、なぜ海外のTOP VCが日本のスタートアップに投資し難いかを解説していく。
ヤフージャパンの創業・⽴ち上げに関わった後、三菱商事でインキュベーションファンド事業などを担当。シカゴ⼤学 MBA、⽶国ベンチャーキャピタリスト育成機関カウフマンフェローズプログラム修了(12期生首席卒業)。2012 年に同プログラム代表 Phil Wickham と Sozo Venturesを創業。ベンチャーキャピタリストのグローバルランキング Midas List 100に日本人としてはじめてランク入り。2021年( 72位)、2022年(63位)2023年(55位)。シカゴ大学起業家センターのアドバイザー、東京工業大学の経営協議委員。
我が国スタートアップを取り巻く環境 ~実体験から
日本取締役協会スタートアップ委員会の委員を務め、提言書に関する議論及び作成に参画。自らの起業、東証マザース市場(当時)への上場、企業成長による東証一部(当時)への市場変更、投資家としての実体験などを通じて、我が国スタートアップを取り巻く環境の実像や内在する課題に関して語る。
1996年アンダーセン コンサルティング(現アクセンチュア)入社。1999年アーンストアンドヤングコンサルティングへ転じ業績管理のコンサルタントとして活躍。2000年ソニーグローバルソリューションズへ転じ開発プロジェクトの PMO リーダーとして活躍。2005 年より現職。
我が国におけるスタートアップ支援策
経済産業省ではスタートアップの力で社会課題解決と経済成長を加速するために、2022年を「スタートアップ創出元年」として各種政策を推進している。同省担当部門からもご参加いただき、現状と課題・支援策・将来目標等の、我が国スタートアップ育成に向けた政府取り組みの概要を説明する。
2006年経済産業省入省。外国人材政策、産業再生、自然エネルギー、アジアとの経済協力・経済連携交渉、ヘルスケア等の政策を担当した後、2023年7月よりスタートアップ政策を担当する新規事業創造推進室長。東京大学大学院薬学系研究科(MPharm)、米国ノースウェスタン大学ケロッグ校卒(MBA)。
日本を元気にするスタートアップ 創出に問われる課題
全講演者によるパネル討議を開催。日本発G(グローバル)型スタートアップ創出には何が必要か、どうすれば世界的ベンチャーキャピタルを呼び込めるか、日本取締役協会等の関係者が果たすべき役割は何かなどをテーマに議論を進めていく。日本を元気にするスタートアップ創出に向けた道筋を、ぜひ浮き彫りにしていきたい。
専攻は競争戦略。一橋大学大学院商学研究科修士課程修了。一橋大学商学部専任講師、同助教授、ボッコーニ大学経営大学院(イタリア・ミラノ)客員教授、一橋大学大学院国際企業戦略研究科助教授、同ビジネススクール教授を経て2023年から現職。『ストーリーとしての競争戦略』(2010年,東洋経済新報社)など著書多数。