新規事業に強い企業になるための「良い着工」/「良い撤退」
中長期的に新規事業からの成功の果実を得るには、個別案件の成功は重要ですが、「良い着工」と「良い撤退」を連鎖的に行い、新規事業のポートフォリオを充実させることも大切です。一方で、適切な「着工」と「撤退」を継続的にできている企業は多いとは言えません。これらの状況を鑑み、持続的に「良い着工」、「良い撤退」をしていくために企業がすべきことを解説し、新規事業に強い体質づくりへのヒントを提示します。
”横の連携”で模索する新事業 ~京セラのオープンイノベーション最前線~
京セラのオープンイノベーション推進の足跡と全体像についてご紹介します。なぜ京セラがオープンイノベーションを進めるのか、その課題の原点と方向性をひも解きます。みなとみらいリサーチセンター内の「INNOVATION SQUARE」の活用、オープンイノベーションアリーナ設置による情報発信とリアルとバーチャルの活動実例を交えながら、実践の中で見えてきた成果と課題についてもお話しします。
1991年、京セラに入社。総合技術本部デバイス開発センター(現東近江市)に配属。ⅢーⅤ属半導体薄膜デバイスの研究開発に従事し、2001年に複合機印字ヘッドの量産立ち上げに参加。その後中央研究所(現けいはんなリサーチセンター)に移り、2014年に新たにソフトウェアの研究所「ソフトウエアラボ」(東京・天王洲)の立ち上げに従事。ソフトウェアラボの研究企画を経て、IoTシステムのプロジェクトマネージャーに従事し、現職へ。
新規事業開発の鍵:外部人材の知見活用によるブレイクスルー
新規事業開発は、社内リソースやナレッジだけでは成功が難しく、業種を問わず高い難易度を持つ領域です。加えて、現代は採用難の時代であり、適切な人材の確保が一層困難です。この課題に対処するため、外部人材をスポットで活用することでリスクとコストを最小限に抑える手法が注目されています。本講演では、新規事業開発における外部人材活用のメリットとその実践方法について、具体例を交えながらご紹介します。
二刀流人財を輩出するANAの新規事業 ~新規事業提案制度「がっつり広場」の展開~
コロナ禍の厳しい経営環境下で生まれたANAグループの社員の新規事業提案制度「がっつり広場」。本講演では概要をご説明するとともにこれまでの実績についてご紹介します。「飛行機の墓場ツアー」や「DXコンサル事業」などこれまでに30件程度の提案が実現しています。この取り組みでは、新規事業創出にとどまらず、人材育成の観点から、正面業務とゼロイチの双方の業務を推進できる「二刀流人財」の育成を目指しています。
金融(銀行)、コンサルティング会社(野村総合研究所)を経て2013年より全日本空輸(ANA)。ANAに入社後は、ほぼ一貫してANAグループの新規事業開発に従事。ANAホールディングス、ANA総合研究所を経て、2022年にANA CX推進室 業務推進部 価値創造チームを立ち上げ、社員の新規事業提案制度「がっつり広場」の事務局長。ANAグループの新規事業開発の責任者。2025年4月より人事部 ANA人財大学 変革塾 チーフプロデューサー。
三菱電機の新規事業開発 ~イノベーティブカンパニーへの変革に向けて~
さらなる事業発展と社会・環境貢献に向け、リスクを恐れず新たな発想で価値を創出するイノベーティブカンパニーへの変革を目指す三菱電機。新規事業開発を担う部門として2020年に設立されたビジネスイノベーション本部における、様々な試行錯誤や活性化に向けた取り組みをはじめ、25年4月に新規事業としてサービスを開始した「翻訳サイネージ」と、10月に発表した「しゃべり描き翻訳」をご紹介します。
東京藝術大学を卒業し、1992年4月入社。デザイナーとして家電製品のデザインにとどまらず、製品企画のアイデアづくりや事業コンセプト提案など広義のデザインに携わる。2015~17年内閣府へ出向。2022年統合デザイン研究所所長、2023年開発本部 開発業務部部長として理系人財の集団をまとめる。2024年本社 ビジネスイノベーション本部 副本部長を経て、2025年より現職。