植物由来、高強度の特徴を生かせるセルロースに着目し、環境負荷の小さい軽くて強いセルロースファイバー成形材料を開発、家電業界で初めて量産導入を実現した。汎用樹脂への適用にはコストダウンが大きな課題であったが、樹脂融液中での解繊・変性・分散一貫処理技術による水を使用しない全乾式プロセスを確立し低コスト化を実現。また、特性としても比剛性、着色自由性、面衝撃性、リサイクル性が高い材料となっている。2020年度にはセルロースファイバーを70%の高濃度で樹脂に混ぜ込む加工技術を開発した。
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