東京外国語大学が新規導入しつつある MOE (moodle for open education) の事例を通じて、全国の大学から学生を集めるために学認を活用する手法を説明する。 学認を用いるとA大学のアカウントをもつ人がB大学のLMSにログインできる。アカウントを作ったり伝えたりする手間を省けるし、授業の初回からログインできる。コロナ収束後の学習形態に即応する一助になる。ただ、学認は日本国内の大学間に有効なSSO (single sign on)手法。国外やb2cに向かない。また、学認を用いるには準備を要する。技術操作もさりながら、大学のITポリシーの差異もからみ、意外と手強い。いったん動けば大丈夫。 オンライン学習の良し悪しを知った教職員学生たちは、さらなる便利を求め、授業形態の種類が増えるだろう。多点間学習(先生A、先生B、教室Xにいる学生、教室Yにいる学生、自宅にいる学生)が増えるかも。増え方が大きそうな授業形態に合わせて技術を整えたい。
個人情報の取り扱いにご同意の上、送信ボタンを押して下さい。