コロナ禍の特例措置として認められている初診からのオンライン診療の恒久化に向けた議論が進んでいる。初診は過去に受診歴のある「かかりつけ医」を原則としつつ、一定の条件のもと、かかりつけ医以外も認める方向だ。もっとも、初診からのオンライン診療に適さない症状・医薬品等や対面診療との適切な組み合わせに十分配慮する必要がある。オンライン診療の普及に向けてカギを握るのは、治療の均てん化を目指した、オンライン診療用の治療計画(オンライン診療パス)。今回、日本循環器学会フェローが「パンデミック時代の心不全予防のための治療計画(オンライン版)」をテーマに「試案」を作成。本セッションではそれを提示してもらいながら、様々な立場の関係者が集い議論を深める。