広告業界では、「広告に使っているお金の半分は無駄になっている。問題は、どちらの半分かが分からないことだ」
という非常に有名な言葉があります。
この20世紀初頭の名言の状況は、現在、変わっているのでしょうか?
デジタル広告最盛期ではあるものの、多くの消費行動はリアルで行われていて、
そのため広告を接触したというデータと、購買したというデータには、通常、「分断」があります。
広告は、「コスト」ではなく「投資」であるべきで、
まさにこれからの経済を動かしていく潤滑油であるべきです。
広告が嫌われる(無視される)時代と言われますが、広告が私たちに果たす役割は大きいと感じており、その意味を考えるにおいて、ユーザーが行動した結果である「購買データ」を、IDでつないでいく意義は大きいと感じています。
このセッションでは、広告が「投資」であるために、ユーザーにとって「意味のある」存在であるために、
IDに紐づいた購買データがどんな意味を持つのかを、皆さんと共に議論したいと思います。