「飢餓のない世界」では飢餓をゼロにのSDG2を達成するための多分野の取り組みに焦点を当てます。数十年飢餓人口は減少傾向にありましたが2014年より世界の飢餓人口は再び増加しています。現在約6億9000万人が飢餓に苦しんでおり、現在の傾向が続けば2030年には飢餓人口は約8億4000万人に達すると予測されています。紛争や気候変動、貧困に加え新型コロナウイルスの蔓延によって多くの人が飢餓にさらされています。同時に国際機関、NGO、政府といった様々な分野のアクターが緊急食料支援や長期にわたる取り組みを通して命を救い、影響を受けた人の人生に変化をもたらしています。当セッションでは様々なアクターによる現場での飢餓と闘う取り組みや好事例を共有します。WFPパートナーのワールドビジョンからはショーン・ケリガンルワンダ事務所ディレクターが現地の給食提供を中心に、同団体がルワンダでSDG2達成のために行っている取り組みを紹介。モンゴル開発庁のスザンナ・スムクウ開発政策、計画部長からは、FAOとの連携を通じた、スマート農業による持続可能な食料生産の取り組みについて紹介します。このセッションでは世界の飢餓や最新の取り組み、また課題について理解を深めるとともにコロナ禍での困難を乗り越えるための活動やアイディアについても共有、議論する場を提供します。