日本の「失われた20年」が30年になろうとしているこのタイミングに世界がコロナ禍に見舞われました。消費性向も含めて市場には大きく変化が起き、仕事の環境もテレワークの導入などが起きました。低迷状態の日本企業の多くでは、「なんとなく」見ているだけのマネジメントや、根拠の希薄なプランや数値目標が一方的に「落とし込み」される「丸投げ」マネジメントが蔓延しています。今回の変化によって企業は、数字から意味合いを的確に押さえて変化を読み、さらに例えばリモート環境下でのデータのやり取りと「意味合い」の言語化など、マネジメントの行い方の精度を上げる必然に追い込まれます。見方を変えると、今は日本企業にとって、市場の変化を「見える化」してビジネスチャンスを追う習慣をつける絶好のチャンスとなります。今回の講演では、この変化を上手く掴み、前年対比200%を達成した小売業の新業態の事例なども紹介します。