5G元年と呼ばれた2020年。すでに対応する機種が発売され、都市部を中心に利用可能なエリアも増えてきました。 5Gは高速化や低遅延化というメリットは大きいものの、テクノロジーの多くが海外発のものであり、製品自体も海外メーカーからの調達が中心です。日本勢はそれらのサプライチェーンに十分に加わることができませんでした。よって国内への経済波及効果はあまり得られていない――という悲しい実情は、無視できないものです。 そのような(反省の)中で迎えたのが、5Gの次のジェネレーション――Beyond 5G――への備えです。ここでは、研究開発投資を強化し、日本の地位向上を狙うべく、次の10年にむけた模索の動きが出てきています。 このセッションにおいては、まず「現行の5Gにおける日本の課題」を整理します。ついで、「Beyond 5Gにおけるビジョンやそれにむけたビジネスチェンジのシナリオ」について議論します。 <要旨> 5Gの課題:とくに「日本」にとって Beyond 5Gのもつ政治的意味合い Beyond 5Gにおける反撃策:省エネ?高速化?半導体?仲間づくり?
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