Segment Routing (SR) は多くの商用ベンダー製品やOSSでサポートされており、すでにアクセス・コア・データセンターなどの商用環境のネットワークでも利用されています。本セッションでは、そのSRに関する基礎的な技術を解説します。
SRのデータプレーンには、MPLS Labelを使う「SR-MPLS」と、IPv6を使う「SRv6」があります。ここではとくにSRv6にフォーカスをあて、SRv6 Network Programmingについて説明します。また、ポリシーに応じたトラフィックエンジニアリングを行う「SR Policy」や、トポロジカルにネットワークを論理分割する「Flex Algorithm」、そして最新のデータプレーン最適化技術である「マイクロSID」についても取り上げます。
さらに、今回のInterop Tokyo 2022のShowNetにおいてもSRv6が適用されますので、その動作の全貌・最新状況を紹介します。