新型コロナウィルス(COVID‐19)によるパンデミックは発生から1年半以上を経た今なお、変異種の出現などにより収束に至っておらず、感染症患者はもとより、感染対策による外出制限・行動宣言により人々のQoLが損なわれている。一方、mRNAワクチン開発が驚異的なスピードで進められ、新たな形で世界が動き出そうとしている。
感染症の歴史を紐解くと、環境破壊・都市化などの人間の営みがパンデミックの背景にある。ここでは、医療サイドの有識者を迎え、自然と人間社会を調和させつつ、ライフサイエンス技術の進化により、人々の安心・安全・QoLの向上を如何に図るかを語り合います。