ローカル5Gは、2019年12月の一部先行制度化以降、2020年12月のバンド追加・拡大を経つつ成長し、いまでは免許の取得者が100前後に到達しました(「実験試験局」も含めると150免許人程度)。とくに2021年以降は、本命視されていた「サブ6(4.6GHz帯)」や「SA (Stand Alone)方式」での取り組みが広がってきています。くわえて懸案とされていた基地局の費用も下がり、2022年はいよいよ普及期に入ってきたと言えます。
本セッションではローカル5Gについて、この2年半の間に多様化してきた「ユースケースの実例・実情」を紹介します。ついで、「ローカル5Gが今後果たすべき役割」や「残された技術的課題」といった環境面を検討します。
最後に、「3GPP Release16以降を見据えての、さらなる発展の可能性」についても議論します。