ふくおかフィナンシャルグループでは2019年4月から長崎で、2021年10月からは福岡、熊本で、お取引様のデジタル化支援コンサルティング業務を開始し、2022年3月末までに1,500社を訪問、うち500社に対して何らかの支援を行ってきました。その結果多くの中小企業が、①デジタル化に取り組みたいが相談相手がいない、②デジタル化の費用対効果が分からない、③デジタル化の手段を調達する方法が分からない、等々の課題と直面していることが明らかになりました。これらを解決する役割を担うのは、地域の中小企業の本業を支える地域金融機関の役割だと実感している次第です。これまでの経験から得た知見を元に、中小企業に対するデジタル化支援の今後の在り方についてお話しします。