もはや流行語のようになったDX(デジタルトランスフォーメンション)。
家で過ごす時間が増える中、デジタルの利用によって消費者はこれまで以上に瞬時につながる利便性を求め、パーソナライズされてシームレスに社会全体とつながる新たな世界を体験してしまいました。
もう昔には戻れません。これまでの価値観も急変し、デジタルの敷居が下り、様々な企業でデジタル技術の活用が急務となっているのは、ご存知の方も多いことでしょう。
しかし、大企業ともなれば、これだけの大きな急変化には簡単に対応するのが難しいことは想像に難くありません。
ところが大企業ながらスピード感をもっていち早く構造改革のビジョンを打ち出し、変化に対応する姿勢を明確にしている企業も存在します。
その代表格の企業のキーマンから改革中の最前線を伺える貴重なセッションとなります。
キーマン一人目はヤマト運輸でDX推進を担う小金氏。
デジタル分野へ約1000億円を投資すると発表し、宅急便のデジタルトランスフォーメーション(DX)などを推進する構造改革を打ち出した同社。
物流業界はデジタル変革が進み、オペレーション効率最大化に向けて企業間の競争も激化。
既に極限まで効率化されつつある業界において、システムを内製化する組織作りを推し進めている現状を伺います。
二人目は資生堂でワタシプラスを統括する山本氏。
同社は「2030年までにスキンビューティ領域で世界一」を目指す経営戦略の一環で「デジタルを活用した事業モデルへの転換・組織構築」を推進する課程にあります。
組織面では「ジョブ型」雇用への移行し、今年7月にはアクセンチュアとの合弁会社を設立してDX戦略実行を担う外部組織を立ち上げるなど、組織改革も急ピッチで推し進められている内情を伺います。
三人目は損害保険ジャパンで新規事業の拡大に取り組む中村氏。
近年、新規事業として保険領域以外の事業へ積極的に乗り出している同社。その中でもカーシェアや駐車場などクルマ関連のシェアリングサービスに力を入れて事業を拡大中。新規会員数の急増を支えるアプリ開発、データ管理などのデジタル化をいかにして短期間で成功させたのかなどを語っていただきます。
聞き手は元ファミリーマートでDX推進を全面的に指揮された経験を持つ植野氏。
組織改革に長けたその手腕を基に、大企業2社のDXが成功するためのポイントを探っていただきます。
DX改革に関わる方はもちろん、これからの参考にしたい企業の方はぜひご参加ください。