LEADERS5.0
という名のイノベーション
イノベーション・マネジメント研究科 教授
米倉 誠一郎 氏
のジレンマ
~バズワードで終わらないAI活用~
Sansan株式会社 柿崎 充
テクノロジーとグローバル化の進行により、従来型の産業構造が大きく変化しています。
シリコンバレーに加えて、最近では中国の深圳やイスラエル、エストニアにおいて、テクノロジーの力で急成長するスタートアップ企業が毎日のように誕生し、イノベーションを興しています。自前主義にこだわり、自社でテクノロジーを開発する間に、世界中で日々新たなサービスが生まれています。
その中で、日本は少子高齢化による国内既存市場の縮小などにより、イノベーションを生み出しにくい組織構造となっています。
そのため、昨今、日本において多くの企業でデジタルトランスフォーメーション(DX)への取り組みが活発化しています。
経済産業省が2018年12月に発表した「DX推進ガイドライン」の定義によると「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」とされています。
DXは、デジタル技術を単に活用することを指しているのではなく、デジタルの活用によって製品やサービス、ビジネスモデルを変革することに加え、組織、プロセス、企業文化・風土までも変革することを表しています。
まさにデジタルを活用したイノベーションと言えます。
一方で、第4次産業革命が進む中、デジタル技術を活用できる企業と、レガシーシステムを放置して進化できない企業との差が決定的になり、2025年以降、最大12兆円/年(現在の約3倍)の経済損失が生じる可能性(2025年の崖)があると言われています。
つまり、DXは今や企業にとって実現しなければいけない命題となりました。
あなたの企業では、どのようにDXを捉え取り組みをされていますでしょうか。
DXを実現するためには、固定概念を捨てて今までの常識を覆す必要があります。そして、DXを実現するために鍵となるのがオープン・イノベーションです。
イノベーションを興す人材は、社外を含む多様なつながりを活用するという側面があるため、オープン・イノベーションを加速させることで、これまでになかった製品・サービスを共創することが可能になります。
今回は、日本企業の課題と言われるイノベーションと、昨今注目されるデジタル・トランスフォーメーションをテーマにお話しいたします。
※本イベントは、イノベーション創出・推進を目的としております。
講演を聞いて終わるのではなく、講演内容を踏まえた参加者の皆様同士の情報交換が重要となります。講演のみの聴講は、ご遠慮いただいております。
専攻は、イノベーションを中心とした企業の戦略や組織の歴史的研究。近年は、BOPとソーシャル・ビジネスや社会企業家の役割にも高い関心を払っている。1997年より同大学イノベーション研究センター教授、1999-2001年、2008-2012年とセンター長を3期務める。季刊誌『一橋ビジネスレビュー』編集委員長。ハーバード大学歴史学博士号取得(Ph.D.)。プレトリア大学日本研究センター所長(2012年-2015年)の兼任を経て、現在は同センターの顧問を務める。
著書は、『松下幸之助 きみならできる、必ずできる』(ミネルヴァ書房)、『イノベーターたちの日本史 近代日本の創造的対応』(東洋経済新報社)、『オープン・イノベーションのマネジメント』(有斐閣)、『創発的破壊 未来をつくるイノベーション』(ミシマ社)、『2枚目の名刺』(講談社+α新書)、『経営革命の構造』(岩波新書)など多数。
著者 米倉 誠一郎
『創発的破壊 未来をつくるイノベーション』
多額の負債、長引く不況、そして東日本大震災という試練に直面している日本。だが、国内、海外問わず、すでに「未来」は起きている!歴史を見ても、西山弥太郎、大隈重信はじめ、困難を乗り切り、大変革を起こした先例がある!本書では、そうした事例を多面的に考察し、日本のパラダイム・チェンジの方向性を導き出す。未来への希望が詰まった、著者渾身の一冊。
京王電鉄株式会社入社後、情報システム部、経営企画部等に在籍し京王グループのIT戦略策定やシステム構築等を手がける。通信事業会社の立ち上げも担当し、サービス企画からネットワークの設計・構築・運用、営業まで幅広く携わる。2012年、京王電鉄バス株式会社に出向し、ITを活用した業務改革を推進。バスの業界団体の支援にも携わる。2017年、京王電鉄株式会社に復職しIT管理部長を務め、兼務で株式会社京王ITソリューションズ取締役、株式会社京王パスポートクララブ取締役に就任。2018年、感性AI株式会社を設立し代表取締役社長就任。2019年京王電鉄株式会社でDXを推進するためのデジタル戦略推進部を新設し部長を務める。2019年度からAWS E-JAWS会長も務める。
慶應義塾大学在学中の2000年に共同創業メンバーとして起業に参画、その後2003年に自ら経営者として起業し中国瀋陽にも進出。2006年外資系コンサルティングファームのプライスウォーターハウスクーパース(旧ベリングポイント)入社。グローバル経営戦略やグループ経営管理態勢の調査・立案、金融機関のシステム・セキュリティ監査、内部統制強化支援、IR・統合報告支援などに幅広く従事。2013年よりSansanに入社し、2016年6月より現職。2018年より一般社団法人CDO Club Japanにも参画し、日本およびグローバルでデジタルトランスフォーメーションに関する調査・支援に取り組んでいる。
皆様のご参加を心よりお待ちしております
| 日 時 | 2019年12月3日(火) |
|---|---|
| タイムテーブル | 受 付 10:00-11:00 挨 拶 11:00-11:10 講 演 11:10-13:25 シェアタイム 13:25-14:25 ※シェアタイム(交流会)は、ウェスティン大阪の豪華ブッフェと飲料をご用意しております(無料) |
| 会 場 | 大阪市北区大淀中1-1-20 ウェスティンホテル大阪 2階 ソノーラ |
| 対 象 | 従業員10名以上の企業様 ※講演内容が中小・中堅・大手企業の経営者、役員、経営企画、事業企画、その他各部門の責任者の方向けになります。 |
| 社内研修の場合 | 「世界を知り、他社を知り、自社に活かす」 ビジネスのトレンドや環境、常識さえも激変する時代です。 今、日本企業に必要なことは、社員一人ひとりが成果をあげる力を身につけることです。 社員の意識変革・行動変容を促す社内研修の一環として、『LEADERS5.0』をご利用いただくケースが増えております。 又、各業界の次世代リーダー達が集まり、関心の領域を広げ、考え方や行動を変える「知の探索」の場であるシェアタイムをご用意しております。 ご希望の方は、招待コードをご用意しますのでビズスタイベント企画事務局までお問い合わせください。 (応募多数の場合、招待コードの発行を締め切らせていただきます) 対象企業:中小・中堅・大企業(応募条件 5名~20名まで) ビズスタイベント企画事務局:info@biz-study.com |
| 定 員 | 250名(抽選制) |
| 受講料 | 無料 |
| イベント運営 | 主催:Sansan株式会社 (メディア協力:ビズスタ) |
| 注意事項 | ※座席は、先着順を予定しております。 ※プログラムの内容・講演者等は、都合により予告なく変更する場合がございます。 ※応募多数の場合、予告なしでフォームを閉鎖させていただく場合がございます。 ※競合他社/同業社のお申込み等、主催社様の判断によりお断りする場合がございます。 ※シェアタイムは、講演の延長セッションとなります。シェアタイムのみの参加はお断りしております。 ※不参加の場合、当日お渡しする配布資料をお送りすることは致しません。 |
| お問い合わせ先 | ビズスタイベント企画事務局 info@biz-study.com |
30年に渡る大停滞を超えて新たな展開を始めないと、日本企業に新時代は訪れません。その時、デジタル・トランスフォーメーション(DX)とオープンイノベーションがキーワードであることは間違いないでしょう。良いものを安く作っていても、プラットフォーマーにとっては部品供給業者にしかすぎません。そのようなプラットフォームを協業の中から構築していくのかについて考えます。
※ 当イベントの応募は、締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。