林輝男氏
社会医療法人清和会 西川病院 S・IPS
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就労支援フォーラムNIPPON SUB FORUM 「ゲームチェンジのための補習授業 ~脱予定調和。醸せよ、物議~」
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林輝男 氏
社会医療法人清和会 西川病院 S・IPS
IPSの視点に学ぶ就労支援の検証 ~今日も実施したその支援に疑いを持ってみないか?~
12月フォーラムの2日目、「プレゼンテーション」でテーマとなったIPS(Individual Placement and Support)の視点は、就労支援現場で従事する方々に衝撃を与え、多くの反響を得た。その多くは、「支援とはいったい何なのか、考えさせられた」というもの。IPSは、精神障害者本人に「働きたい」希望があれば一般就労は可能、という強い信念に基づいてサービスを提供する就労支援モデル。
精神障害者に対する支援現場では、「できないこと」に着目することが多く、職業準備性が整っていないとされがちだが、IPSでは従来の発想から転換し、彼らを信頼し、可能性を信じること、そして「障害を持っていても働くこと(一般就労)ができる。」という希望を伝えていくことを重要視する。
これは、精神障害者に限らず就労支援という名の付く事業所で、日々現場で繰り返される慣習そのものであり、修正すべき重要な視点ではないだろうか?常識を疑い、非常識に触れてみることで、新たな可能性を見出すことができれば、その支援は、明日から違った意味を持つに違いない。
本セッションは、それぞれが、支援職に就いた自身を顧みる機会となり、事業に厚みをもたらすことを目指し開催する。