鈴木綾一

(株)講談社 第四事業局クリエイターズラボ 部長

愛知県瀬戸市出身。 2006年慶應義塾大学院前期修士課程(国文学)修了。同年(株)講談社入社。 週刊少年マガジン編集部、ヤングマガジン編集部を経て、2021年6月より現職。マンガ投稿サイト「DASY NEO」(電流協アワード2019大賞)、講談社ゲームクリエイターズラボ、Kickstarterとのパートナーシップ事業等の責任者を務める。

Interop Tokyo カンファレンス 2021

2021/06/09 〜 2021/06/23
  • 国内講演者
  • 民間企業
  • 管理職

鈴木綾一

(株)講談社 第四事業局クリエイターズラボ 部長

出版・マンガの未来

電子書籍の登場は、出版業界の産業構造に大きな変化をもたらしました。「印刷された紙の媒体の発行部数の低下」が指摘されている中でも、「電子書籍」の市場は拡大を続けています。とりわけ、巨大な市場であり、日本が世界に誇るコンテンツである「マンガ」は、サブスクリプションやアプリなどによって、新しい読者層の獲得や新しい体験の提供をしています。一方、こうした電子書籍では、多様な流通形態が存在し、様々なメディアでの体験が可能であるがゆえに、既存フォーマットとの相違や著作権・権利処理など、多くの技術的・社会的な課題を抱えています。 本セッションでは、「出版とデジタルの融合に関する取り組み」、その中でも「マンガのデジタル化の現状」や「デジタルと融合して実現したことや課題」などについて、出版社の方を交えて議論します。本セッションを通して、「最新の出版の電子化にまつわる状況」や「マンガ雑誌のデジタル化によるメリット・デメリット」「現状の課題」を共有し、「コロナ禍における出版の役割」そして「これからの“出版(パブリッシュ) ”に求められること」などについて紹介します。 <要旨> ・出版とデジタルの融合 ・電子出版のメリット・デメリット ・デジタルマンガ市場