杉浦孝明氏
(株)三菱総合研究所
1995年、㈱三菱総合研究所 入社。 ITS(Intelligent Transport Systems)、自動車の情報化、カーライフスタイル、自動車を起点としたビジネスおよびエンタテインメントビジネス開発を専門に各種コンサルティング、メディアなどで活躍中。著書に、『自動車ビッグデータでビジネスが変わる!プローブカー最前線』(共著 ㈱インプレスR&D,2014), 『道路交通政策とITS』(共著 大成出版社,2014)等がある。1970年愛知県生まれ。
Interop Tokyo カンファレンス 2022
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杉浦孝明 氏
(株)三菱総合研究所
MaaSを支える自動運転のレギュレーションとビジネス環境整備
移動および輸送の手段である自動車を、まったく新しい“モビリティ”として捉え、サービスとしての移動の提供やこれまでに無い体験を生み出す。こうした潮流の中で注目されているのが、自動運転技術やそれを活用するMaaS (Mobility as a Service)です。
高速道路における自動走行であれば、すでに市販の自動車に搭載されているシステムでも特定条件においては実現可能となっていますが、システムに不測の事態が起こった場合、あるいは自動運転システムでは回避が難しい状況に直面した際には、ドライバーがシステムに変わって対応しなければいけません。自動運転システムの一層の利活用のためには、「システムの安全性や信頼性」を高めるとともに、「その機能の位置付け」、さらには「万が一の場合にはどのように対処すべきかなどのレギュレーション」について社会全体でコンセンサスを形成する必要があります。
本セッションでは、ITS (Intelligent Transport System)分野、および自動車関係の法務の第一人者とともに、国内外の現在の自動運転技術の動向と課題、および今後の普及にむけて課題となる法整備やビジネススキームなどについて議論します。