JeffKoons氏
Jeff Koonsは、1955年にペンシルベニア州ヨークで生まれ、ボルチモアのメリーランド・インスティテュート・カレッジ・オブ・アートとシカゴ美術館附属美術大学で美術を学んだ。1976年にメリーランド・インスティテュート・カレッジ・オブ・アートでBFAを取得し、現在はニューヨーク市に居を置いて活動している。 1980年の初個展以来、Koonsの作品は世界中の主要なギャラリーや施設で展示されている。ホイットニー美術館が主催した大規模な展示会のテーマとなり、『Jeff Koons:A Retrospective』(2014年6月27日~10月19日)としてパリのポンピドゥーセンター(2014年11月26日~2015年4月27日)とビルバオ・グッゲンハイム美術館(2015年6月9日~9月27日)でも展示された。最近の展覧会としては、『Appearance Stripped Bare:Desire and Object in the Work of Marcel Duchamp and Jeff Koons, Even』、『Jeff Koons at the Ashmolean』、イタリアのフィレンツェで催された『Jeff Koons. Shine at Palazzo Strozzi』、カタールのドーハにあるQM Gallery ALRIWAQで開かれた『Jeff Koons: Lost in America』などがある。ギリシャのイドラ島にあるSlaughterhouse, A DESTE Foundation Project Spaceで6月から始まる個展は、10月まで開かれる予定。 Koonsは、象徴的な彫刻作品である『ラビット』や『バルーンドッグ』のほか、ロックフェラーセンターで展示され、ビルバオ・グッゲンハイム美術館に常設された記念碑的な花の彫刻作品、『パピー』(1992年)で広く知られている。もう1つの花の彫刻、『スプリット・ロッカー』(2000年)は、以前にアヴィニョン教皇庁とヴェルサイユ宮殿、バーゼルにあるバイエラー財団に設置され、直近では2014年にロックフェラーセンターで展示された。 Jeff Koonsは、その文化的業績を評価され、数多くの賞や栄誉を受けている。主なものとしては、Pennsylvania Council on the Art(ペンシルベニア芸術評議会)から授与された、芸術に対する知事賞「Distinguished Arts Award」、Jacques Chirac大統領から授与されたレジオンドヌール勲章オフィサー、大使館芸術プログラムと国際文化交流に対する卓越した献身に対して、Hillary Rodham Clinton国務長官から授与された国務省芸術勲章、フィレンツェのRagini Gupta総領事から授与された米国総領事館文化外交賞などがある。2017年には、コロンビア大学のMortimer B. Zuckerman Mind Brain Behavior Instituteで最初のアーティストインレジデンスになったほか、視覚文化に対する卓越した貢献を認められ、オックスフォード大学のEdgar Wind Societyの名誉会員にもなった。Koonsは2002年から、行方不明児童および搾取被害児童問題の国際センターである、The International Centre for Missing & Exploited Children(ICMEC)の理事を務めている。また、児童誘拐や児童搾取の世界的な問題と闘い、世界の児童を保護するために、ICMECと共同でKoons Family International Law and Policy Instituteを設立した。
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