佐藤吉雄氏
NTT リミテッド・ジャパン(株)
サービス部ネットワークサービス部門
担当部長
NTTリミテッドジャパン株式会社 サービス部ネットワークサービス部門 担当部長 1986年NTT入社。 加入電話サービスに関わる営業(ネットワーク営業)に携わったのち、国際本部にて国際協力案件に従事。フィリピン、香港、シンガポール駐在を経て、NTTの国際事業進出と同時に1998年に設立されたNTT国際ネットワーク株式会社の立ち上げに参画。 そこで海底ケーブル事業に出会い、それ以降当該事業を中心に活動。 NTTグループ再編の流れの中でも一貫して海底ケーブル事業に従事。Orient Link社(シンガポール)およびセレンジュノネットワーク社(日本)の代表取締役を兼任。 2020年7月より現職。
Interop Tokyo カンファレンス 2023
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佐藤吉雄 氏
NTT リミテッド・ジャパン(株)
サービス部ネットワークサービス部門
担当部長
海底ケーブルを取り巻く環境
トンガの海底火山の爆発による損傷の影響で関心を呼んだ「海底ケーブル」。本セッションでは、日本を、あるいは世界を取り巻く海底ケーブルの置かれた環境について紹介します。
いまやGoogleやMeta Platforms(旧Facebook)などの巨大プラットフォーマーが海底ケーブルの敷設に直接乗り出し、“主役交代”とまで言われていますが、その意図は一体どういったものなのでしょう。そもそも、海底ケーブルの実際の施工はどのように行われ、また故障の際にはどのように修理しているのでしょう。海底ケーブルと陸上側の設備の接続はどうなっているのでしょう。「火山の噴火」や「漁船によるうっかり切断」といった自然災害・事故をはじめとする、海底ケーブルの運用上のさまざまなリスクにどう対処しているのでしょう。結果、私たちの日常生活と海底ケーブルとは、どのような関りを持っているのでしょう。
海底ケーブルシステムの全体像を具体的な事例とともに俯瞰しつつ、潜在するリスクとそれに対する考察を含め、現在の通信ビジネスの最前線に迫ります。またNTTグループにおける海底ケーブル構築戦略の一端を紹介します。
<要旨>
●海底ケーブルが一般にも注目されるようになったきっかけ「トンガ海底火山噴火」
●不測の事態を防ぐメンテナンスの在り方
●建設ラッシュが続く海底ケーブルの敷設計画
●今後の市場見通し
●混沌とする国際情勢の中の海底ケーブル
●私たちが望む姿