田島照久氏
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ(株)
イノベーションセンター 担当課長
SI 系 R&D におけるデータセンタネットワークの開発を経て 2019 年から現職。NTT Com 全社検証網の AS / L3 / L2 / WLAN 運用に従事しつつ、 Segment Routing を中心としたキャリア IP バックボーンの検証および開発を担当。プロトコルの相互接続検証のみならず、運用自動化を含めてネットワークシステムの開発に取り組む。
Interop Tokyo カンファレンス 2023
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田島照久 氏
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ(株)
イノベーションセンター 担当課長
Segment Routing(1):オペレーションの実際 〜SR-MPLS〜
Segment Routing (SR)は、コントロールプレーンの複雑性を縮減し、アーキテクチャをシンプル化しながら高度な機能を実現できるルーティングの技術です。このSegment Routingのデータプレーンには、おもに通信事業者において先行展開された「SR-MPLS」と、native IPv6を利用した「SRv6」とがあります。ここではSR-MPLSの事例を中心に扱います。
いまSR-MPLSでは、「DevOpsと連携した運用の可視化・自動化」「5Gでのネットワークスライシング」などがおもな適用先として論じられています。そこで本セッションでは、Segment Routingを探究し、実際に展開にチャレンジしている事業者のスピーカーから、それらについての先進的な知見を共有し、SR-MPLSの今後を展望します。さらに「マルチAS・マルチベンダ化」といった実際のオペレーションには不可欠な考慮点や、「設計・運用にあたっての不足点や苦労話」などの実践的な内容についても紹介します。
<要旨>
●実際のオペレーションしている事業者による知見の共有と議論
- 可視化・自動化へのチャレンジ
- 5Gネットワークスライシングへの適用
- マルチAS考慮点
- マルチベンダー考慮点
- 設計・運用にあたっての不足点や苦労話
●Q&A、ディスカッション