龍治玲奈

日本マイクロソフト株式会社 政策渉外・法務本部 社会貢献担当部長

東京外国語大学ロシア東欧語学部卒業。日本企業を経て、外資系企業でのCSR部門立上げを経験。その経験をもとに企業全体で社会貢献に取り組む姿勢に惹かれ、2007年に日本マイクロソフト株式会社に入社。以来、「empower every person and every organization on the planet to achieve more~地球上のすべての人、すべての組織に関わる人たちが、より多くのことを達成する力になる~」をミッションにプロジェクトに従事。就労支援や災害復興支援など、産官学NPO連携のコレクティブインパクトを通じての社会貢献を目指す。

NTT DATA Innovation Conference 2021 デジタルで創る新しい社会

2021/01/28 〜 2021/01/29
  • 国内講演者
  • 民間企業
  • ディスカッション
  • 管理職

龍治玲奈

日本マイクロソフト株式会社 政策渉外・法務本部 社会貢献担当部長

デジタル・フィランソロピー:企業価値創出に向けたAI社会戦略

2020年6月、マイクロソフトとNTTデータは、新たなデジタルソリューションの実現に向けた戦略的協業を開始したことを発表し、協業4分野の一つに「社会貢献活動」を盛り込みました。両社はなぜ、「社会に対する企業資産の無償提供」という寄付や社員ボランティア活動に代表される分野を協業の中に組み込んだのでしょうか? マイクロソフトは、協業の発表以前から、5年間で165億ドル(約1.7兆円)の社会貢献プログラム“AI for Good”を展開しており、他方、NTTデータも、SDGsのターゲットのひとつである感染症根絶に向け、AI画像診断技術を活用する計画を策定しました。 「SDGs×デジタル」時代に重要性を増すデジタル・フィランソロピー※の意義やビジネスとの関係について、サステナビリティ先進企業の事例や経団連が2020年9月に実施したアンケート調査結果を踏まえながら議論を展開します。 ※フィランソロピー(philanthropy):企業による社会的な公益活動、社会貢献活動の総称。