アンドレス・ロドリゲス=ポセ

ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス・アンド・ポリティカル・サイエンス教授

ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス経済地理学部教授。同大学では地理・環境学部長を務めていた。近年は、ヨーロッパ地域科学協会副会長(2012-2013)、および事務局長(2001-2005)を務めた。これまで多数の国際機関に対して諮問をおこなっており、その主な団体は、欧州委員会、欧州投資銀行、世界銀行、都市連盟、経済協力開発機構(OECD)、国際労働機関、食料農業機関、インター・アメリカン開発銀行、ラテン・アメリカ開発銀行などである。Environment and Planning C: Government and Policyの共同運営編集委員、Economic Geography編集委員を務めるほか、経済地理学、人文地理学、地域科学、経営学に関する主要な国際誌を含む32の学術雑誌の編集委員会に属している。欧州科学評議会(ERC)で上級助成金を受けていた経歴があり、王立協会ウォルフソン研究功労賞を受賞した唯一の社会科学者。

INNOVATIVE CITY FORUM 2021

2021/11/22 〜 2021/11/25
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アンドレス・ロドリゲス=ポセ

ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス・アンド・ポリティカル・サイエンス教授

都市の未来像 ~距離と密度の価値の再定義~

知識経済の進展は、創造性を高めるために物理的な近接性を促し、結果として、世界の主要都市において都市機能のコンパクト化が進行してきた。しかし、新型コロナウイルスの流行によって、都市活動が制約を受け、人々の働き方もオンラインを活用した働き方へと変容しつつある。新型コロナウイルスに端を発したこのような変化は、将来的に 都市における距離や密度が生み出す価値をどのように再定義するのだろうか?オンラインでの交流はリアルな近接性が生み出す価値を代替できるのだろうか?また、オンラインの活用は都市の均衡ある発展へとつながるのだろうか?当分科会では、ポストコロナの時代の都市の姿に関して、建築・都市、サイエンス、アートなど幅広い視点で議論する。