中村天江

公益財団法人連合総合生活開発研究所 主幹研究員

修士(数理科学)。博士(商学)。『働くの未来』『これからの労使関係』『労働市場の高度化』をテーマに調査・研究・提言を行う。1999年リクルート入社、「Tech総研」の立ち上げなどを経て、2009年リクルートワークス研究所に異動。「2025年 ―働くを再発明する時代がやってくる―」「Work Model 2030 ―テクノロジーが日本の「働く」を変革する―」「マルチリレーション社会」など、働き方の長期展望を発表。2016年一橋大学にて博士号取得。2017年より中央大学客員教授。同一労働同一賃金や東京一極集中などの政府委員を歴任。2021年10月連合総研に転職。2012年日本労務学会研究奨励賞、2020年全能連マネジメント・アワードのプログラム・イノベーター・オブ・ザ・イヤーを受賞。最近の論文は、「なぜ日本の労働者は低賃金を甘受してきたのか―ボイスメカニズムの衰退と萌芽」、「日・米・中の管理職の働き方 ―ジョブ型雇用を目指す日本企業への示唆」(共著)、「『人とのつながり』が未来のキャリアを拓く」、「社員ボランティア、消極派と積極派の分断をつなぐ」。書籍は、「採用のストラテジー」(慶應義塾大学出版会)、「30代の働く地図」(岩波出版:共著)。

INNOVATIVE CITY FORUM 2021

2021/11/22 〜 2021/11/25
  • 国内講演者
  • 民間企業
  • ディスカッション
  • 専門職

中村天江

公益財団法人連合総合生活開発研究所 主幹研究員

働くの未来像 ~「働く」とは何か?リモートワークがもたらす社会の変容~

コロナ禍によって一気に普及したリモートワーク。アフターコロナでも、リモートワークはなくならないという調査研究もあり、今後もある程度リモートワークが日本で定着していくと考えられています。 そのことが社会全体に与えるインパクトを考えると、単に個人の働き方が変わることにとどまらない影響があると言われます。個人と家庭のあり方、人々の生活拠点、オフィスや商業施設の立地、街の構成・・・リモートワークの定着は私たちのライフスタイル、そして社会を大きく変えうるものなのです。 しかし、企業の側で長年定着してきた「働く」、「労働」に対する観念、特に「どれだけの時間働いたか」という「インプット」によって人材を管理し、評価してきた慣習やシステムを変えるのは容易ではありません。 このセッションでは、個人の「働く/労働」への意識がどのように変わり、企業は「働く/労働」への意識をどのように変えていけばいいのか、具体的に議論します。そしてリモートワークの定着がもたらす社会の変容を見据え、未来の「働く」という概念そのものを捉え直していきます。

日本の人事部 HRカンファレンス 2021 春 ~ Let's Grow up 史上最多のセッション数! HRの最高峰とつながろう ~

2021/05/18 〜 2021/05/26
  • 国内講演者
  • 教育・研究機関
  • ディスカッション
  • 専門職

中村天江

リクルートワークス研究所 主任研究員

「ジョブ型論争」の本質とは? ニューノーマル時代の採用を語る

昨年は、私たちにとって過去経験のない大きな変化への対応を迫られる年となりました。生活様式や働き方はニューノーマルへとシフトし、雇用制度や人材採用も大きな転機を迎えています。本講演ではジョブ型雇用に取り組んでいるKDDI株式会社、ジョブ型雇用に知見の深いリクルートワークス研究所中村様をお招きし、改めて「なぜジョブ型なのか、ジョブ型の本質は何か」について、深く議論します。(モデレーター:Indeed Japan 岡安)