久保隆行

立命館アジア太平洋大学(APU)教授 / アジア太平洋学部副学部長

博士(経済学・中央大学)、修士(建築学・コーネル大学)、一級建築士。明治大学公共政策大学院兼任講師。専門は都市・地域計画、都市・地域政策、都市・地域経済。 森ビル株式会社、上海環球金融中心有限公司勤務後、森記念財団都市戦略研究所主任研究員、サムスン物産株式会社都市開発本部部長、福岡アジア都市研究所上席主任研究員を経て2017年よりAPUにて教鞭をとる。ツーリズムにかかわる産業イノベーションの促進による九州・大分地域の持続的な発展を目指した研究教育活動に産学官連携を推進しつつ取り組む。 NPO法人ハットウオンパク理事、NPO法人グローバルビジネスネットワーク理事、日本テレワーク学会理事、九州・長崎IR設置運営事業予定者審査委員などを歴任。 著書に『都市・地域のグローバル競争戦略』(時事通信社)、共著書に『東京飛ばしの地方創生』(時事通信社)、『インバウンド地方創生』(ディスカヴァー21)、『東京の未来戦略』(東洋経済新報社)、など。

INNOVATIVE CITY FORUM 2021

2021/11/22 〜 2021/11/25
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  • 教授
  • 管理職

久保隆行

立命館アジア太平洋大学(APU)教授 / アジア太平洋学部副学部長

観光の未来像 ~体験価値と消費の新たな関係~

AR・VRなど仮想現実が現実空間に重ね合わさることで空間の意味は変質しつつあります。感染症拡大の抑制のために制限された人流は、分散化することで新たな観光の形を生み出すのでしょうか。労働の対極としての余暇・娯楽であった観光の在り方は、産業構造の変容によりその定義は曖昧になり、さらにはコロナ禍がもたらしたリモーワークやワーケーションといった新たなライフスタイルのもとで変質してきました。本セッションでは、仮想とリアル、労働と余暇、密集から分散という避けがたいダイナミズムにより、これまで体験価値として消費されてきた観光のあり方がどう変わるのかを考えます。