寺澤孝文

国立大学法人 岡山大学 AI数理データサイエンスセンター・データサービス部門 部門長

長野県生まれ。人間の記憶と創造的思考の理論構築(独自のAI)が専門。人間が【感覚情報】を数か月単位で保持する事実を予測・検証し、デモで明示する方法を確立。ビッグデータを活用したマイクロステップ・スタディで日本e-learning大賞「文部科学大臣賞」を受賞(2019年)。内閣府のSIP(戦略的イノベーション創造プログラム)に採択され、国家プロジェクトとして同eラーニングの社会実装を進めた。岡山大学AI・数理データサイエンスセンターのデータサービス部門を束ねる。

オンラインラーニングフォーラム2022

2022/11/01 〜 2022/11/11
  • 国内講演者
  • 教育・研究機関
  • 管理職

寺澤孝文

国立大学法人 岡山大学 AI数理データサイエンスセンター・データサービス部門 部門長

目に見える科学的成果を個人に提供できる完全自動学習支援システム(マイクロステップ・スタディ)  ~英単語や漢字の学習支援は教師の仕事でなくなります~

1日5分程度のeラーニング(マイクロステップ・スタディ)が、英語力試験(GTEC、英検)の得点を向上させることを支持する明確な(有意な)成果を紹介する。すなわち、記憶理論と高精度ビッグデータの最新の研究成果を実装することで、非常に効率的な学習が実現された。そのeラーニングではほぼ全ての学習者に対して、学習量に対応した成績の上昇を確実にフィードバックできるため、学校では、特に意欲を失った子どもの意欲を大きく向上させられる他。GIGA端末が利用できれば、教師は子どもにしっかり声掛けをするのみで、子どもが自ら学習を継続し、漢字や英単語を完全習得できる状況を生み出せる。今回の講演では特に、新たなテスト原理により、英単語や漢字の一つひとつについて、実力レベルの到達度を正確に推定できるようになり、習得が完了したと判定された問題が学習から消えていく処理が(世界でも)初めて実現されたことを紹介する。知識習得は完全にアウトソーシングできる時代が到来したといえる。