後藤菜穂

ICSCoE6期生 / 株式会社荏原製作所 情報通信統括部

2018年から現在まで自社ネットワークの企画運用チームに所属、リモートワーク用ネットワーク環境の企画、構築、運用改善に従事。同時に自社CSIRTメンバーとして、インシデント対応、調査、対策実施、および従業員向けセキュリティ教育の企画、運営を担当。2022年7月よりIPA主催の中核人材育成プログラムに参加。

Interop Tokyo カンファレンス 2023

2023/06/14 〜 2023/06/16
  • 国内講演者
  • 民間企業
  • ディスカッション
  • その他職名

後藤菜穂

ICSCoE6期生 / 株式会社荏原製作所 情報通信統括部

DXを支えるセキュリティ 〜『産業サイバーセキュリティセンター』第6期生の成果から〜

長期化するコロナ禍、為替変動、ウクライナ情勢など先行き不透明なビジネス環境において、企業のDXの取り組みを進めるための土台として、サイバーセキュリティは、情報システム部門の課題のみならず、重要な経営課題となっています。『産業サイバーセキュリティセンター』(ICSCoE)(※)では、近年、「ゼロトラスト実践指南書」、「工場向けのセキュリティ教育コンテンツ」など、卒業プロジェクトの成果を積極的にWebサイト上に公開しています。 本セッションでは、ICSCoEの今期第6期生による卒業プロジェクトの中から、スピーカー陣の所属企業・業界におけるセキュリティの最先端の課題について、「サプライチェーンセキュリティ」「強いSOCの作り方」「海外セキュリティ統制」をそれぞれテーマとして発表します。またそれらをもとに、ICSCoEの講師陣や本セッションへの参加者の皆様も含めて意見を交換し、その結果を、各企業の「セキュリティ対策」の参考としていただくことを目的とします。あわせて、『中核人材育成プログラム』の実際の内容やその有効性を垣間見ることもできます。 (※) ICSCoEは、経済産業省が主導して、『独立行政法人 情報処理推進機構』(IPA)のもとに設立されました(2017年4月)。サイバーセキュリティ対策の「重要インフラ(電力など)における強化」や「重要産業分野におけるサプライチェーン全体での実現」が社会的な課題となる中、「これらの課題解決を行う中核人材が、企業内に不足している」という危機感が契機となっています。おもな活動として、社会インフラ・産業基盤でのサイバーセキュリティリスクに立ち向かっていくための、1年間の『中核人材育成プログラム』を提供しています。第6期プログラムでは、重要インフラ関連企業などからの将来の中核人材候補48名が受講生として学んでいます。 <要旨> ●『産業サイバーセキュリティセンター』(ICSCoE)の紹介とその取組 ● 成果発表(1)サプライチェーンセキュリティ ● 成果発表(2)強いSOCの作り方 ● 成果発表(3)海外セキュリティ統制 ● Q&A・意見交換