戸堂康之氏
早稲田大学
政治経済学術院教授
東京大学教養学部教養学科卒業、学習塾経営を経て、スタンフォード大学経済学部博士課程修了(経済学Ph.D.)。南イリノイ大学経済学部助教授、東京都立大学経済学部助教授、東京大学新領域創成科学研究科国際協力学専攻教授・専攻長を経て2014年4月より現職。経済産業研究所プロジェクトリーダー、日本国際経済学会常任理事、開発経済学会常任理事、東京経済研究センター理事。日本貿易振興機構運営審議会委員、経済産業省産業構造審議会委員、内閣府国家戦略会議フロンティア分科会委員などを歴任。研究分野は国際経済学・開発経済学・日本経済論で、特にサプライチェーンなどの経済ネットワークが経済発展や強靭性に与える影響に関する実証研究。主な著作に、『経済学って何だろう-現実の社会問題から学ぶ経済学入門』、『経済安全保障と半導体サプライチェーン』(編著)、『なぜよそ者とつながることが最強なのかー生存戦略としてのネットワーク経済学入門-』、『開発経済学入門(第2版)』、『日本経済の底力-臥龍が目覚めるとき-』、『途上国化する日本』、『技術伝播と経済成長-グローバル化時代の途上国経済分析-』。英文の査読付き学術論文67本、総引用数5000回以上。世界の研究者の業績を評価するScholarGPSにおいて、経済学者としてトップ1%。
Kinexions Japan 24
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戸堂康之 氏
早稲田大学
政治経済学術院教授
強靭でイノベーティブなサプライチェーンの構築のために企業は何をすべきか
米中デカップリングが進行し、中国の安全保障上の脅威が深刻化する中、日本企業にとってサプライチェーン途絶のリスクが急増しています。そのため、日本企業の国内外のサプライチェーンは確実に変化しています。この講演では、そのような変化を踏まえた上で、今後より強靭でイノベーティブなサプライチェーンを構築するにはどのようにすべきかをお話しします。国内回帰に頼るべきなのか、もしくは海外とのつながりを強化すべきなのか。強化するとしたらどの国を拠点とするべきか、どのような戦略が必要か。これらが主要なテーマです。また、サプライチェーンというモノの取引関係を超えた知的ネットワークの重要性についても強調します。