比留間紀夫

伊藤忠テクノソリューションズ(株) エンタープライズビジネス企画室 デジタルビジネス推進第2部 エキスパートエンジニア

1990年伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)入社。 PIXAR社のレンダリングソフトウェア RenderMan、Wavefront社(現Autodesk)TAV等のCG製品の販売・サポートを担当。 1994年 Engieering Animation社(2000年にUnigraphics Solutionsに買収、現Siemensグループ) VisLab, VisMockup等の製造業向け3Dビジュアライズ製品の担当。 現在 xR系ソリューションのエンジニアとしてNVIDIA社 Omniverse等を担当。

Interop Tokyo カンファレンス 2022

2022/06/15 〜 2022/06/17
  • 国内講演者
  • 民間企業
  • ディスカッション
  • その他職名

比留間紀夫

伊藤忠テクノソリューションズ(株) エンタープライズビジネス企画室 デジタルビジネス推進第2部 エキスパートエンジニア

メタバース : 広報・デジタルツインから、新たな市場・文化の創造まで

Meta (超) と universe (宇宙) を合わせた造語であるメタバース (metaverse) という言葉が最近とみに流行ってきました。この言葉は、地球を覆うネットワークであるインターネットが空間的な制約を超越してきたことをちょうど反転させ、情報空間をまさに空間として捉えて縦横無尽に活用することを可能にした、新たな宇宙を指し示していると言えます。3Dグラフィクスや VR (Virtual Reality、仮想現実) といった技術の駆使によって実現されています。 メタバースの中で、人々は自分自身のイメージの追求でもあるアバターとして活動し、自分たちで世界を構築しながら社会生活を送っています。そこには新たな文化が生まれており、人々の現実・欲求・価値が今も書き換えられている最中にあります。 一方、この新たな技術と社会を、産業に応用する動きも始まっています。しかし、前世紀の常識をそのまま適用するだけでは、新たな現実感を手に入れた人々の需要には応えられないかもしれません。 このセッションでは、メタバースの文化と応用を多彩な方向から掘り下げることを通して、人とメタバースが向かっていく先をみなさんと一緒に考えます。