田島照久

エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ(株) イノベーションセンター 担当課長

SI 系 R&D におけるデータセンタネットワークの開発を経て 2019 年から現職。NTT Com 全社検証網の AS / L3 / L2 / WLAN 運用に従事しつつ、 Segment Routing を中心としたキャリア IP バックボーンの検証および開発を担当。プロトコルの相互接続検証のみならず、運用自動化を含めてネットワークシステムの開発に取り組む。

Interop Tokyo カンファレンス 2023

2023/06/14 〜 2023/06/16
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  • 民間企業
  • ディスカッション
  • 管理職

田島照久

エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ(株) イノベーションセンター 担当課長

Segment Routing(1):オペレーションの実際 〜SR-MPLS〜

Segment Routing (SR)は、コントロールプレーンの複雑性を縮減し、アーキテクチャをシンプル化しながら高度な機能を実現できるルーティングの技術です。このSegment Routingのデータプレーンには、おもに通信事業者において先行展開された「SR-MPLS」と、native IPv6を利用した「SRv6」とがあります。ここではSR-MPLSの事例を中心に扱います。 いまSR-MPLSでは、「DevOpsと連携した運用の可視化・自動化」「5Gでのネットワークスライシング」などがおもな適用先として論じられています。そこで本セッションでは、Segment Routingを探究し、実際に展開にチャレンジしている事業者のスピーカーから、それらについての先進的な知見を共有し、SR-MPLSの今後を展望します。さらに「マルチAS・マルチベンダ化」といった実際のオペレーションには不可欠な考慮点や、「設計・運用にあたっての不足点や苦労話」などの実践的な内容についても紹介します。 <要旨> ●実際のオペレーションしている事業者による知見の共有と議論  - 可視化・自動化へのチャレンジ  - 5Gネットワークスライシングへの適用  - マルチAS考慮点  - マルチベンダー考慮点  - 設計・運用にあたっての不足点や苦労話 ●Q&A、ディスカッション