緒方広明

京都大学 学術情報メディアセンター 教授

京都大学 学術情報メディアセンター教授。一般社団法人エビデンス駆動型教育研究協議会代表理事。ラーニングアナリティクス, 教育データ科学、エビデンスに基づく教育のための情報基盤の研究などに従事。これまで500本以上の査読付き学術論文及び国際会議論文を発表。国際会議などで数多くの基調講演や論文賞を受賞。

オンラインラーニングフォーラム2022

2022/11/01 〜 2022/11/11
  • 国内講演者
  • 教育・研究機関
  • 教授

緒方広明

京都大学 学術情報メディアセンター 教授

ラーニングアナリティクスと教育の未来

今後のポストコロナ時代の教育を考えると、教育の情報化によって子供たちの学びは、大きく変容するでしょう。 特に、学校や家庭での情報端末を用いた教育・学習活動によって教育データが自然と蓄積されます。それを分析することで、教育改善に役立てることができます。 また、学習者の個性や特徴、理解状態に合わせて、適切な教材や問題を推薦することも可能となるでしょう。 そのためには、教育データの標準化を行い、教育データを収集分析するための情報基盤の整備が急務です。 国全体で教育データを共有することで、これまでの勘や経験に基づく教育からデータの科学的な分析に基づく教育へと、大きく転換できる可能性があります。 早急に制度や環境を構築し、今すぐにできることから始めていくことが課題です。