長澤恵美子

一般社団法人日本経済団体連合会 SDGs本部統括主幹

1983年、経団連事務局入局。96年から企業の社会貢献活動の推進を担当。03年からは企業の社会的責任(CSR)の推進も担当し、ISOにおける社会的責任の規格づくりに参加する経済界代表をサポート。09年研修や出版などの事業を行う経団連事業サービスに出向。17年4月から現職。17年11月の企業行動憲章の改定を担当するとともに、企業によるSDGsの推進を担当。

NTT DATA Innovation Conference 2021 デジタルで創る新しい社会

2021/01/28 〜 2021/01/29
  • 国内講演者
  • 他所属
  • ディスカッション
  • 管理職

長澤恵美子

一般社団法人日本経済団体連合会 SDGs本部統括主幹

デジタル・フィランソロピー:企業価値創出に向けたAI社会戦略

2020年6月、マイクロソフトとNTTデータは、新たなデジタルソリューションの実現に向けた戦略的協業を開始したことを発表し、協業4分野の一つに「社会貢献活動」を盛り込みました。両社はなぜ、「社会に対する企業資産の無償提供」という寄付や社員ボランティア活動に代表される分野を協業の中に組み込んだのでしょうか? マイクロソフトは、協業の発表以前から、5年間で165億ドル(約1.7兆円)の社会貢献プログラム“AI for Good”を展開しており、他方、NTTデータも、SDGsのターゲットのひとつである感染症根絶に向け、AI画像診断技術を活用する計画を策定しました。 「SDGs×デジタル」時代に重要性を増すデジタル・フィランソロピー※の意義やビジネスとの関係について、サステナビリティ先進企業の事例や経団連が2020年9月に実施したアンケート調査結果を踏まえながら議論を展開します。 ※フィランソロピー(philanthropy):企業による社会的な公益活動、社会貢献活動の総称。