高瀬英希

東京大学 大学院情報理工学系研究科 准教授

組込み/IoT/ロボットシステムの実行環境およびシステムレベル設計技術に関する研究に従事。 最近の興味は関数型言語ElixirによるIoTシステムの包括的な設計手法。現在の主要な研究開発プロジェクトとしてD3-AI(JST CREST)とB5G.ex(NICT Beyond 5G研究開発促進事業)を推進中。 情報処理学会組込みシステム研究会/システムアーキテクチャ研究会,電子情報通信学会リコンフィギュラブルシステム研究会、SWEST、TOPPERSプロジェクト、ROSJP、ALGYAN、NervesJPなどなどで活動中。

EdgeTech+ 2022

2023/01/10 〜 2023/02/10
  • 国内講演者
  • 教育・研究機関
  • 教授

高瀬英希

東京大学 大学院情報理工学系研究科 准教授

mROS 2が拓くIoT computingの新しいカタチ

ROS(Robot Operating System)は、ロボットシステムの開発を加速する新世代のプラットフォームとして急速に普及が進んでいます。ROSには様々な側面がありますが,その本質はノード/部品間の出版購読型の通信方式にあります。第二世代となるROS 2では、自律的に通信相手の探索と通信経路の確立ができるDDS(Data Distribution Service)が採用されています。 講演者らは、ROS 2の通信技術と組込み技術の融合を図る試みである"mROS 2"についての研究開発を進めています。ロボットシステム開発に組込み技術を導入することで、通信性能として応答性およびリアルタイム性の向上、またシステム全体の消費電力の削減といった貢献が期待できます。mROS 2の狙いは、ROS 2/DDSの利点である通信の自律性と柔軟性の高さを、組込み機器にもそのまま活かすことです。ロボットシステムに組込み技術の貢献をもたらすだけでなく、IoT分野にROS 2/DDSの利点を展開することが期待できます。 本講演では、ROS 2そのものの基礎知識の解説から始め、組込み技術の導入に関する種々の取り組み、そしてmROS 2がもたらすIoT開発の将来像までをお示しします。