明治大学 サイバーセキュリティ研究所所長・教授
明治大学理工学部情報科学科・教授、博士(工学)。明治大学サイバーセキュリティ研究所・所長。レンジフォース株式会社・代表取締役。INODS代表。専門は、情報セキュリティ技術全般。特に、デジタル影響工作、Web追跡技術、AI技術応用。著書:マスタリングTCP/IP情報セキュリティ編・第2版(オーム社)、「ネット世論操作とデジタル影響工作:「見えざる手」を可視化する」(原書房)。
※ プロフィールの引用元は「セキュリティマネジメントカンファレンス 2025 夏ランサムウェア、サプライチェーン、標的型攻撃 ボーダレスなリスクに対応する企業のレジリエンス戦略」になります。
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情報戦の最前線:企業を狙うアクティブメジャーとレピュテーション操作の脅威
近年、国家間の戦略的競争が激化する中で、アクティブメジャー(能動的措置)と呼ばれる情報操作活動が、企業の評判や経済的価値にまで影響を及ぼす事例が見られるようになってきました。こうした活動は、SNSや各種メディアを通じたレピュテーション形成や株価変動の誘導を目的とし、サイバー攻撃などの手法と連携しながら実行されるケースもあります。本講演では、アクティブメジャーの基本的な概念とともに、企業活動への影響がどのような経路で現れるのか、実際の国内外の事例をもとに整理し、企業が取るべき対応や備えについて技術的視点から解説します。情報環境を取り巻くリスクの多様化に備える上での一助となれば幸いです。
ディスインフォメーションと詐欺行為
我が国で高まるサイバー脅威、「インフルエンスオペレーション」
「インフルエンスオペレーション」とは、SNSなどサイバー空間を通して行うネット世論操作のことです。これは、?主主義制度の脆弱性を突く「サイバー攻撃」であると欧?の安全保障関係者が警鐘を鳴らしており、「世論分断化や、社会制度の弱体化」 を招く脅威として知られています。本講演では、我が国でも高まるサイバーセキュリティの脅威の一つ、「インフルエンスオペレーション」を、サイバーセキュリティの観点からご紹介いたします。