エヴァ・シマンスカ氏

エヴァ・シマンスカは楽天技術研究所グローバルヘッド兼楽天株式会社テクノロジーサービスディビジョン執行役員として、新技術の開発を率いている。楽天でイノベーションを推進し、東京、シンガポール、ベンガルール、パリ、ボストン、サンマテオなどの楽天技術研究所の拠点でコンピュータによる画像認識、自然言語処理、自動音声認識、高度な顧客分析における最新の知見を活用して新たなソリューションを実現するために、学術研究をビジネスアプリケーションにつなげる責任を負っている。 現職以前には、機械翻訳とアジアの言語学習技術を軸に据えてシンガポールに楽天技術研究所の拠点を設立し指揮をとった。 日本語を対象とした楽天グループの自動翻訳システム「Rakuten Translate」を開発し拡張した功績により、彼女のチームは2019年に「日経ディープラーニングビジネス活用アワード」を受賞。 ニューヨークのデジタルマーケティングコンサルタント、ロゼッタ（現在はピュブリシス傘下）でキャリアをスタートさせ、健康ウェルネス分野のeコマースの機会を分析した。その後、 米国ミネアポリスのゼネラル・ミルズでコンシューマーインサイトに携わり、ビッグGシリアルの主要小売チャネルの購買動向を分析して、幅広い部署に顧客の声を伝え戦略的な計画を策定した。 楽天入社前に勤めたアジア最大級の通信会社シンガポール・テレコムでは、新たな収益源を創出するために設置されたデータ収益化グループの創設メンバーを務めた。モバイル広告を含む位置情報サービスの調査および製品マーケティングを指揮した。 米国ペンシルバニア大学で意思決定の心理学博士号を取得。